第6回 雑談企画 「結果発表」

R「皆様、お待たせいたしました。第2回、『年末お食事会』の結果発表がやってまいり
  ました。今回もゲストはこの方、Gさんです。」
G「よろしくお願いします。」
R「さて、日本シリーズも終わり各部門タイトルも確定しました。年末、誰が誰に食事を
  おごる事になるのか、の発表を前に、Gさんにこの1年のプロ野球を振り返っていた
  だきましょう。」
G「今年は阪神の18年ぶり優勝もあり、非常に話題の多かった1年だったと思います。
  個人成績でも、例年では見られないバラエティに富んだ選手が上位に入ったりと
  面白い1年ではなかったでしょうか。」

R「さて、いきなり皆さんの総合結果を発表するのも何なんで、慣例にのっとって、部門
  毎にGさんと振り返ってみたいと思います。」  

チーム順位  ( 正解数 )
G        ( 4 )
K        ( 6 )
山Q       ( 9 )
モコ       ( 5 )

R「まずはチーム順位予想ですが、山Qさんのパリーグ全部含む9個正解というのは
  凄いですね。」
G「そうですね、順位予想はこれがあるから怖いですね。もちろんそれだけ予想が素晴
  らしかったという事ですが、Kさんのパリーグも、ダイエーの順位を読み違えてなけ
  れば全問正解ですからね。紙一重ではないでしょうか。」

R「にしても、昨年に引き続き、またも同率順位が出てしまいましたが。」
G「先日質問を受けたんで、少し解説を入れますと、巨人・ヤクルトは勝敗分の全てが
  同じ数字で同率3位な訳です。ところが昨年度の順位が上な巨人が来年の開幕戦
  ホームの権利を持っているんですね。これはあくまで権利があるだけで、順位の優
  劣に差が付く訳ではありませんのでご理解下さい。ま、何にせよ、同率が出た瞬間
  に全問正解は無いですが、みんな条件は同じですから、しょうがないで割り切るしか
  ないですね。」


セリーグ打撃4部門
G   ( 1 )  赤星
K    ( 1 ) 赤星
山Q  ( 2 ) 赤星 ラミレス
モコ  ( 1 ) 赤星

R「さて、セリーグの打撃部門ですが、ラミレスは3冠王惜しかったですね。首位打者
  まで後少しでした。」
G「阪神フィーバーのおかげで、恐らくプロ野球史上で1番注目されない3冠王になる
  所でした。残念です。」

R「皆さんの予想結果ですが、やはり個人成績では差が付きませんね。」
G「山Qさんは惜しかったですね、ラミレスの2冠までは合ってたんですが。にしても、
  赤星は怪我さえなければ、この先5年は盗塁王安泰ですね。」

R「他の選手の奮起に期待したい所ですね。」
G「そんな選手が出てくれば、もう少し面白くなるんでしょうがね。それにしても、井端・
  ペタジーニ・濱中と予想に上がった選手がことごとく怪我しましたね、怪我が無い
  のが名選手との言葉もありますが、全く情けない事です。」

R「Gさんは今年のセリーグ野手陣の結果を見て、記憶に残った選手はいますか?」
G「いや、中間発表の時には不安要素的な事を言いましたが、鈴木健が1年間やるとは
  思いませんでした。」

R「カムバック賞もとりましたし、怪我から復帰した岩村が外野に追いやられましたから
  ね。」
G「後は、新戦力のTウッズでしょう。横浜残留も決まってるみたいだし、来年のHR王
  争いにも絡んでくると思いますよ。」

セリーグ投手4部門
G   ( 1 ) 井川
K    ( 1 ) 高津
山Q  ( 2 ) 高津 落合
モコ  ( 0 )

R「先にお断りしておきます。セパ共に中継ぎの成績ですが、調べるのが難しく、タイトル
  王しか判りませんでした。」
G「来年から中継ぎ止めますか。」
R「それは年末に皆で話し合う方が宜しいかと思います。」
G「そうしましょう。にしても、黒田、川上、木塚、ギャラード、どうしてこう怪我人ばかり
  なんでしょう。全く嫌になります。最初にバラエティに富んだと言いましたが、怪我人が
  多かったというのも間違いなく大きな要因でしょう。」

R「それを差し引いても、平井は頑張ったと思いますが。」
G「鈴木健と並んでカムバック賞を取りましたしね。シーズン途中から先発を始めて、3回
  目標(本人談)とか言ってた事を考えると出来すぎですね。」

R「9回投げる体力がある事も解って、これで本人自信付けて来年も活躍すると思うんです
  が。」
G「いや、無理でしょう。中日は開幕から若手でローテを組みますから。平井は来年もまた
  6月が開幕ですね。」

R「何故に6月ですか?」
G「6月には開幕ローテの中で山本昌しか残ってないからですよ。ここから平井や紀藤の
  出番という訳です。」

R「……。本題に戻りまして、モコモコさんだけ0個でしたが、これはどこに原因があると
  思いますか?」
G「充分当てには来てるんですよ。これはたんに運が悪いんです。タイトルをとった岩瀬と
  落合は同じくらい登板してるんですが、落合は勝ちがついちゃってるんですよね。ひと
  えに山本昌の勝ち星を全てさらってしまったのが原因かと。」

R「勝ちがついちゃうと、リリーフポイントに入りませんからね。」
G「これは昌が悪いです。自称本格派なんだから、最後まで投げきらないと。」
R「さっ、パリーグに行きましょうか。」

パリーグ打撃4部門
G   ( 0 )
K   ( 1 ) ローズ
山Q  ( 0 ) 
モコ  ( 1 ) ローズ

G「いや〜惜しかった。」
R「はいはい、坪井ですね。それは中間発表の時も散々話題にのぼったからもういいで
  しょう。」
G「そうですね。少ししつこかったですか。パリーグの試合を見る機会は少なかったですが、
  赤星のようにタイトル確定という選手がいませんからね。特に川崎の盗塁王は惜しかっ
  たですね。打撃が課題と思っていたんですが、日本シリーズを見て、あんなに良い選
  手とは思いませんでした。小久保が抜けて正3塁手が約束されましたし、来年は面白い
  ですね。」

R「毎年HR王の候補である、ローズに移籍の話が出ていますが。」
G「気になる所ではありますが、ここで話す事ではない気がするんで、来年の春に持ち越し
  たいと思います。」

R「解りました。他に気になった選手はいますか?」
G「HR部門で6位に入ったフェルナンデスですか。シーズン途中からでこの数字はかなり
  立派でしょう。来期は期待ですね。」

R「それにしても、さすがに個人部門は当てるのが難しいですね。ローズ以外を当てた人が
  いませんでした。」
G「みんな、当てに行った所と遊んだ所がありますからね。若干1名を除いて良い所には
  目をつけているんですよ。谷にしたって、今までタイトルを取っていないから穴と言えば
  穴ですしね。モコモコさんの谷ではなく葛城に行った所がファンの視点らしくて好感持て
  ますね。」


パリーグ投手4部門
G   ( 0 ) 
K   ( 2 ) 森 豊田
山Q  ( 0 ) 
モコ  ( 0 )

R「正解率が悪いですね。」
G「ここはみんな当てに来てるんですがね。大ハズシしたのはKさんの具だけですもんね。」
R「それにしても前半は岩隈か清水直で決まりかと思いましたが、斉藤は凄かったですね。
  沢村賞もとりましたが。」
G「いや、ビックリしました。去年までそんなに良い投手だとは思わなかったんですが、変わ
  れば変わる物ですね。コントロールが見違えました。それにしても、清水直ですよ。終わ
  ってみれば200イニング15勝。頑張ったと言いたいんですが…」

R「夏場が悪すぎと言いたいんですね。」
G「そうです。うち13勝が4月までと9月以降。200回は物凄い評価出来るんですが、本当
  に夏は何やってたんでしょうね。年末集まった時にでも山Qさんに聞いてみたい所です。」

R「それにしても、やはり個人成績予想は差がつきませんでした。」
G「前回はKさんの3個がトップでしたから、今回は5個ですか。どうしても遊びが入りますか
  ら頑張った方だと思いますよ。」

R「では、最後に日本シリーズMVPを見ましょう。」

日本シリーズMVP
杉内
該当者0

R「先発投手がMVPを取りましたね。」
G「先発がMVPを取るためには、2勝あげなければならないんで、6戦ぐらいまで行かなけれ
  ばならないんですが、それにしても杉内は頑張りました。」

R「さすがに杉内を予想した人はいませんでしたが、ダイエー優勝予想の二人が井口の名を
  あげてましたね。」
G「いや、前提条件の段階で2人消えてますから、ダイエーを日本一予想した段階で大当たり
  だと思いますよ。」

総合結果
G   ( 6 ) 
K    ( 11 ) 
山Q  ( 13 ) 
モコ  ( 7 )

R「総合結果ですが、去年の2位、山Qさんが見事13個でトップを取りました。一方最下位です
  が、2年連続で……中間発表の時はトップだったGさん、原因はなんでしょうか。」
G「あの時点でトップと言っても、半分自力優勝が消えかかってたじゃないですか。個人部門で
  あれだけ怪我人が出ればしょうがないでしょ。7人ですよ、7人。半分がシーズン働いてない
  じゃないですか。」

R「残りの9人を当てればいいじゃないですか、チーム順位もあるし。」
G「それもそうなんですが、いいです、何を言っても言い訳ですから。」

R「とりあえず全部門見てきましたが、もう1度うかがいましょう。今年のプロ野球はどうでしたか?」
G「良い試合、記憶に残ってるプレー、いくつかあるんですが、それ以上にフロントと現場の確執
  が目立ってしまった1年でしたね。オリックス、巨人、ダイエー、ニュースになっただけでも3
  球団ありますからね。」

R「プロとして仕事である以上多かれ少なかれあると思いますが、シーズン中にもめるのはやめて
  欲しかったですね。」
G「特に身売り問題で揺れたダイエー、謎な行動が多かったですね。小久保の無償トレードを聞い
  た瞬間に変わってねーなと思いましたよ。」

R「ダイエーで過去に何かありましたっけ?」
G「その昔、福岡にドーム球場が出来るというんで、地元市民から名称募集したんですね。それに
  2万通も応募が来たんですが、決まった名前が結局『福岡ドーム』、舐めてるのかと。」

R「なんのために応募したんですかそれ?」
G「解りません。当然地元からは大ブーイングをくらいました。あそこのフロントの考える事は良く解
  らんと。」

R「いや、小久保の件とは大きく違う気もしますが……」
G「椎名へきるを始球式に呼ぶような球団ですよ!やはりおかしいかと。」
R「いや、それもかなり解りませんが。最後くらいまともな話題で締めたいと思います。今年から
  Gさんに鎌田年度代表選手というのを決めてもらおうと思うのですが。これは今年プロ野球会で
  1番頑張った、もしくは記憶に残った選手をあげてもらうという物なんですが。誰かいますでしょ
  うか。」
G「いきなり言われると難しい物ですね。印象に残ってる選手ですか。途中退団のローズ。12回を
  一人で投げぬいたロッテの渡辺、試合前のキャッチボールの時からエラーしてたブラウン、世界
  記録を達成した川相、2千本打った立浪、たくさんいるんですが、キャンプから1年間通して精力
  的に動いてたのが強く印象に残っているこの人でしょうか。」

R「ほう、そんな記憶に残る選手がいましたか。では発表していただきましょう。2003年、鎌田年度
  代表選手は(♪ダカダカダカダカ・・・ジャン)」
G「全日本、長嶋代表監督です。」
R「選手じゃないじゃないですか!」
G「いや、だって全球団のキャップ視察して、凄い頑張ってたじゃないですか。それが強く頭に残って
  まして。」

R「いや、それはそうですが、だいたい今年のプロ野球には所属してないし。さすがにダメでしょ。」
G「終身名誉監督ですから、所属はしてますよ。いいじゃないですか、まともな選手が選ばれたって
  つまらないでしょ、第一。長嶋さんが何やった訳ではないですが、どこにでもいるなというのが
  強烈に残ってまして、それを超えるくらいの事をやってのけた現役選手がいなかったとして、
  長嶋さんはやはり偉大だったで良いじゃないですか。来年に期待しましょう。」

R「そうですか?そうならそうでいいですが、反論が出ても知りませんよ。それでは、2003年鎌田
  年度代表選手は長嶋全日本監督という事に決まりました。それと忘れちゃいけない、年末お食
  事会トップは山Qさん、ビリはGさんという事で、山Qさんには12月に何が食べたいか考えとい
  ていてだきましょう。」
G「12月は皆忙しいかも知れないんで、11月の末か12月の最初の土日のどこかでしょうね。追っ
  て、僕かレポーターの方から連絡が行くかと思いますので。」

R「それでは、2003年最後の雑談企画を終わりたいと思います。皆様、来年も頑張ってください。
  Gさん、今年1年間ありがとうございました。それでは皆さん良いお年を、さようなら。」
G「ありがとうございました。」