ソードワールドRPGリプレイ集 @盗賊たちの狂詩曲
                       Aモンスターたいの交響曲
                   B終わりなき即興曲
GM 山本弘
PC ザボ ユズ ディーボ ケイン アリシア ケッチャ 
日本で一番遊ばれているTRPGリプレイの第1弾。
この当時、文庫サイズのリプレイ本という物は数少なく、スタイルが確立した作品でもある。
そういう意味では、プレイヤーが社外の人間だったのが良かったのかもしれない。
ちなみにこのパーティは、PC版とSFC版SWにゲスト出演している。
アリシアン「だから、モンスターの孤児院を慰問に来たスチャラカ冒険隊よ(笑)」


ソードワールドRPGリプレイ集 C魔境の支配者
                   D南海の勝利者
GM 山本弘
PC アラシャ キドマン フィリアン ベリナス ライ リン / シア ベル
世間では地味で人気が無いらしい。でも、個人的にはかなり好きな作品。
珍しく、キャラが死んでも生き返らない。
山本弘の小説「サーラの冒険」とリンクしていて、思わずニヤリとする場面もある。
リン「まごころからの『ライトニング』とかはいらん(笑)」


ソードワールドRPGリプレイ集 E2万ガメルを取り返せ!
                F混沌魔術師の挑戦
                G亡者の村に潜む闇
                    Hバブリーズ・フォーエバー
GM 清松みゆき
PC アーチボルト スイフリー パラサ グイズノー レジィナ フィリス
後に伝説とまで言われた、第3部パーティ、バブリーズ。
何が凄いって、プレイヤーの顔ぶれが凄い。
某大作の原作者を始め、ベテラン揃いでご馳走様って感じ。
これはもう深くは語れない。まだ読んでない人には、読め!の一言。
スイフリー「シャーマンからタイガーにレベルアップだ(笑)」


ソードワールドRPGリプレイ集 風雲ミラルゴ編1 アサシンをやりこめろ!
                      風雲ミラルゴ編2 アドベンチャラーに任せとけ!
GM 清松みゆき
PC ステラ ミンクス ラーン グレゴリー チップ マイス
プレイヤー主導な第3部の反動か、思いっきりGM主導の作品。
シナリオの自由度が全く無い分、行動の自由度が高くしてある。
連続ストーリーの為か、プレイヤーの成長という物に目がいかず、
地味な印象が強く残る。
ステラ「戦艦なみのビーム砲を持っておるのか、あのドワーフは(笑)」


ソードワールドRPGリプレイ集 アンマント財宝編1 宝の地図に勇者が集う
                  アンマント財宝編2 大迷宮に勇者が挑む
 
GM 清松みゆき
PC ラーン ミンクス マイス イーノ ルーイ カシス
変わりに入ったプレイヤー3人がイメージを一新してくれて、明るい作品に仕上がった。
個人的には、他のTRPG作品のパロディ満載なのが面白い。
GMも迷ったという最後のオチ。ハッピーエンドで終わって欲しかったなぁ。
マイス「決めるべきところで決めるのがリーダーというものですよ」


新ソードワールドRPGリプレイ集 @進め!未来の大英雄
                     Aつかめ!明日の大勝利
                      B目指せ!奇跡の大団円
                     C狙え!未来の大出世
GM 秋田みやび
PC イリーナ ヒース ガルガド ノリス マウナ
僕の記憶だと、このGMって、受付嬢で会計係で空手の実績があって・・・
違ったかな?まあいいや。 他人に非常に厳しい、悪口雑言パーティ。
ただ、皆も解ってやってるので、ありがちな見苦しさが全く無い。
GMのフォローが上手いのか、文体が上手いのか、新鮮な1冊。
ガルガド「(妙に狼狽している)……いや、
      そのハーフ・ドワーフという種族はなかったと思うからわしは無実じゃ。」


新ソードワールドRPGリプレイ集 D決めろ!最後の大逆転
                    E賭けろ!世紀の大勝負
                   F走れ!神秘の大森林
                    G救え!かつての大親友
                   H挑め!捨身の大決戦
                    I名乗れ!今こそ大英雄
GM 秋田みやび
PC イリーナ ヒース マウナ エキュー バス / ガルガド ノリス クラウス チビーナ&プチーナ
                            ヤムヤル ラヴェルナ ローンダミス
二人ほど入れ替わったが、良い意味で仲悪い雰囲気は相変わらず。
後々、ガルガドが復帰するが、やっぱりそれで引き締まったね。
9巻で完結のはずが、ハプニング発生により10巻へ。
そして、10巻はオールスターキャスト。でも、あんな英雄二人は嫌だ!(w)
マウナ「くっ、蜂蜜とレモン入りのお冷で、喉をせいぜい大切にしてくれなさい、バス。」


新ソードワールドRPGリプレイ集NEXT @ロマール・ノワール
GM 藤澤さなえ
PC クレスポ ベルカナ シャイアラ ブック マロウ
SNEの新人さんがマスターで始めた新シリーズ。
狙ったのか偶然なのかは解らないけど、冒険者の店では無く、拠点が盗賊ギルドという珍しい形。
まだプレイヤーが息を合わせてる段階で、しかもマスターが枠組みを決めてあげられてないので、
歯止めがきかず迷走している状態。
まぁ、シリーズ最初の1巻なんかそんなもんだけどね。
クレスポ「とゆーわけで、レナさん……てゆーか、GM。もういいじゃないッスか。無理ッスよ、もう(苦笑)。」


新ソードワールドRPGリプレイ集NEXT Aダンジョン・パッション
GM 藤澤さなえ
PC クレスポ ベルカナ シャイアラ ブック マロウ
相変わらずマスターがたどたどしいのは当然、読んでてモヤモヤしてくるのはまぁいいとしよう。
それにしてもプレイヤーはどうなんだ!?
馬鹿なフリをしてるのは解らなくもないんだけど、それで周りを危険に晒すというか、
好き勝手やってるようにしか見えないんだけど・・・
仲間内ならそんなに違和感無いんだろうけど、読み物としてはちょっとね。
ブック「確かに、皆さん、だんだん盗賊じみてきましたねぇ。」


新ソードワールドRPGリプレイ集NEXT Bコロシアム・プレミアム
GM 藤澤さなえ
PC クレスポ ベルカナ シャイアラ ブック マロウ
この巻が一つのターニングポイント。
パーティをひっぱるベルカナに目標が決まった為、周りがそれにしっかりと合わせてく。
元々あらゆる手段を駆使して知識力で戦闘をこなしていくパーティ。
目標が決まった事によって、何をすればいいのか方向性が決まればそりゃ強いさ。
この本から読んでいて面白くなった。
藤澤「ああ、みんなして。助けてマロウパンマ〜ン。」


新ソードワールドRPGリプレイ集NEXT Cファンドリア・ファンクション
GM 藤澤さなえ
PC クレスポ ベルカナ シャイアラ ブック マロウ
今まで触れられて無かったファンドリアでの話。
だんだん盗賊ギルドのやり方が板について来たこのパーティにとって、
ファンドリアの水は合っていたのか、いきいきとしてる。
この本から、幕間にあった監修:清松さんのコーナーがなくなったが、あれ好きだったのになぁ。
当初のちぐはぐな物語はかなりあれに助けられてたけど、そういう意味では確かにもういらないかもね。
シャイアラ「うわーっ!黒ベルカナに続いて黒ブックが出たー!(笑)」


新ソードワールドRPGリプレイ集NEXT Dトライアル・トラブル
GM 藤澤さなえ
PC クレスポ ベルカナ シャイアラ ブック マロウ
相変わらずシナリオ通りに進まなくて苦しんでるけど、
結果は同じでも最初の内のただ何となくっていう雰囲気とは全然違う。
PCのモチベーションが高いと、やっぱり読んでて面白いわ。
目標というレールがひいてあるとPCが好き勝手やって脱線しても戻ってくるしね。
それにしてもやっぱり・・・黒いよw
ベルカナ「(ガンナーのようにフッと息を吐き)またつまらぬ物を寝かせてしまいました。」


新ソードワールドRPGリプレイ集NEXT Eマリン・マーベル
GM 藤澤さなえ
PC クレスポ ベルカナ シャイアラ ブック マロウ
PC達もレベルが上がり強くなってきた。
この巻では今まで極力避けてきた戦闘というものに焦点があたっている。
自分がGMをやっていて戦闘というものを入れないと、盛り上がらないんじゃないか
という不安を抱えていた時期が僕はあったのだが、この巻では、
むしろその戦闘を入れる事で、そうでは無いという事を示してくれた一冊。
要は見せ方が一番重要なのだね。
ベルカナ「……裏、ですか。なぜわたしは「裏」という言葉にときめいているのでしょう。」


新ソードワールドRPGリプレイ集NEXT Fレイド・レボルト
GM 藤澤さなえ
PC クレスポ ベルカナ シャイアラ ブック マロウ
長かったレイド編が終了、というよりはついにバーゼルとの決着というべきか。
PCのセリフそのままになっちゃうんだけど、バーゼルって本当に最後は小者になったなぁ・・・
それはともかく、いい加減PCのレベルが上がってきたんだけど、戦い方を見るといまいち実感がない。
このままもう一つキャンペーンをやると、このメンバーのレベルがとんでもない事になるのだが、
その時に果たしてこのメンバーはパワープレイに走るのか?
ってか、パワープレイはやりそうもないというよりは、レベルが上がっても出来ないかもなぁ。
物陰のマロウ「そしてどんどん立っていく死亡フラグ。かわいそうになってきただ(笑)。」


新ソードワールドRPGリプレイ集NEXT Gスカイ・ステージ
GM 藤澤さなえ
PC クレスポ ベルカナ シャイアラ ブック マロウ
この巻から新たな展開を見せるのだが、この分だと世界観的に影響出てくるレベルになってくる。
まぁこのメンバーは高レベルになっても、表舞台には出てこなさそうだが・・・
途中、ブックのセリフにもあるように、装備が軒並みパワーアップした事で、
ゲームバランスが180度変わった。つまりパワープレイでも戦えるパーティーに。
まぁそれでも一撃死の可能性は大分あるのだが・・・
注目としてはGMが送り出すオリジナルモンスター。
日頃頭のいいプレイヤーに悩まされているGMはこの本は参考になるかもね。
その他一同「スケさんを愛していたのは、高かったからかーっ!!」


新ソードワールドRPGリプレイ集Waltz @旅立ち・お祭り・子供たち
GM 篠谷志乃
PC キーナ ブランシュ ナジカ アイル ディケイ
最後の一言は迷った!後書きにも書いてある通りに「なんて優しいダークネス」とw
それはともかく、篠谷GMによる新シリーズのスタート。
まず思ったのは、GMの現場の判断や裁量がしっかりしていて読みながら気を抜かずにすむ。
これは歴代の初期SWを読んでいるのと近い感覚で読めた。
で、この善人パーティーの人間関係を見ていて、どこかで・・・と思っていたのだが、後書きで解決。
なるほど、第1部パーティーに近いんだ。
そういう意味でも、久々に派手じゃないSWに戻って来た感じで嬉しい所。
キーナ「何ができるかって?……ええと、タ○ンページを少々(と、縦に破る仕草)。」


新ソードワールドRPGリプレイ集Waltz A競争・怪盗・大湿原
GM 篠谷志乃
PC キーナ ブランシュ ナジカ アイル ディケイ
相変わらずこれでもかというぐらいの善人ほのぼのパーティ、だがそれはいいんだ。
子供たちの成長というのが一つのテーマになりつつあるしね。
その成長を感じさせるのがナジカのロールプレイの変化という事になるんだろうけど、
ちょっとやりすぎなくらい面倒くさい性格にしたもんだな、読んでてそこでテンポが止まるわw
それにしてもナイトウィンドの出し方は考えたねぇ、あれは上手かった。
で、是非とも最後の歌は神田川でw
ブランシュ「ちょっと前衛、しっかりしてもらわないと困るなぁ(ぷはーっとタバコを吹かすフリ)。」