縦割り行政の見直しを急げ

                                 
服 部 勝 弘  岐阜市議 57

 岐阜市など役所の業務は、縦割りの組織となっている。このため多くの弊害が生じている。
 第一は人員配置で、どこの部署でも仕事が忙しい時も暇な時もあるが、縦割り組織のため、忙しい時でも暇な部署の職員が応援して業務を処理することはしない。黙って眺めているだけである。仕事のピーク時に合わせた人員配置というロスもあるが、人員削減はしない。
 第二は、それぞれの部署が自らの権益を守るための業務に専念し、他部署との連携が乏しいので同じような事業を行なうことがあり、時間と経費の無駄遣いが目立つ。
 こうした縦割り行政の弊害をなくし、連携を蜜にした効率的な行政を行なうために、現行の行政機構を抜本的に見直して、行政の無駄と余剰人員をカット。適材適所の人員を配置し、市民本意の行政運営に努めないと、行政の無駄遣いはなくならない。