要 望 書

 多くの国民の不安や疑問を残して、8月5日に住民基本台帳ネット(住基ネット)が稼働した。この制度は個人情報保護の観点からセキュリティ対策の不備が指摘されている。こうしたことから多くの市民は「情報は本当にもれないのか?」といった安全性に不安を抱えている。また「自分には背番号を着けないでほしい。」という国民総背番号制への批判の声も相次いでいる。いづれにしても国の準備不足と国民の同意が得られていない住基ネットの稼働には多くの問題がある。
 
 そこで、岐阜市としても住基ネットへの不参加希望者には記録削除もするという、市民の意志を尊重した選択性を導入するような柔軟な対応をされますよう強く要望申し上げます。

  平成14年8月6日

                                                 
                                                   岐阜市議会議員
                                                      服 部 勝 弘