平成不況は長いトンネルの中にあって、多くの国民は苦しんでいる。一方、行政は国も地方自治体も膨大な赤字を抱えて、倒産状態にある。
にもかかわらず公務員や行政をチェックする議員は、相変わらずのことなかれ主義となれ合い体質で問題を先送りし、責任を回避している。
 官公庁の行財政と議会改革は、待ったなしの緊急の課題である。その原点は議会改革、とりわけ議員定数の見直しであり他の改革に先駆けて実行すべきである。
 岐阜市議会の議員定数は現在44人だが、人口区分で上限数を新しく設けた国の定数基準からみても多く、この際、思い切った定数削減をし、少数精鋭による活力ある議会活動と効率的な行政運営を図り、岐阜市全体の行財政改革を積極的に推進すべきである。

                                                       (6月16日岐阜新聞掲載記事より)