そもそもこの『フェリシア HALF-TYPE』でやりたかった事は何かというと、「髪の毛の解釈を変えて捉えたらもっとかっこ良くできるんじゃないの!?」というものでした。

　どういう事かというと、今まで立体化されていたフェリシアの髪の表現は、イラストの実線部分を『谷間』と捉え「もこもこ」した感じに造っていましたが、これを逆に『頂点』と解釈して「シャープな髪の毛の集合体」にしてみよう！...という新しい試みだったんです。
（でも、結局これが完成する前に同じ髪の毛の解釈のフェリシアを先にコトブキヤさんが販売してしまいましたが...。）

　でも実際に造り始めると、イラストのボリュームとバランスを再現するのがかなり大変で、全作業時間の90％以上が髪の毛にかかったといって間違いないくらい大変でした...。

　この一つ前の段階の画像から一年以上経ってしまったのは、もみあげの部分を新たに造ったからではなく、髪の毛と頭の接合部を仕上げるのに時間がかかってしまったからなんです...。

- KIT DATA -
（全１３パーツ）
・本体（身体）
・うで
・しっぽ
・髪の毛（後髪）x5
・前髪x2
・もみあげx2
・ベース