内容証明
内容証明郵便については、日本郵便株式会社によると、次のように説明さ
れています。
『いつ、いかなる内容の文書を誰から誰あてに差し出されたかということ
を、差出人が作成した謄本によって当社が証明する制度です。当社が証明す
るのは内容文書の存在であり、文書の内容が真実であるかどうかを証明する
ものではありません。
内容文書とは、受取人に送達する文書をいい、謄本とは、内容文書を謄写
した書面をいい、差出人及び差出郵便局において保管するものです。』
内容証明の良いところは、こちらの一方的意思の通知内容であっても、そ
れらが法的な効果を生じる場合又は請求などの証拠付けを残したい場合は、
非常に有効だといわれます。強い決意や態度を表すことで、心理的な圧力の
効果や、日付を確定する効果もあります。
内容証明業務の手続き
１）依頼者からの問い合わせ
２）案件の聞き取り
３）事実認定・調査・検討
４）具体的文面起案
用紙や封筒は自由ですが、１枚の用紙に書ける字数は決まっています。
文末などに付記書きで行政書士が作成した旨を入れ職印を押印します。
５）確認作業
内容証明業務は補正の利かない業務です。ミスのないよう文面の確認作
業を念入りに行います。
６）集配郵便局か指定郵便局の窓口へ
・内容文書（受取人に送付するもの）
・内容文書の謄本２通（差出人及び郵便局が各１通ずつ保管）
・差出人及び受取人の住所氏名を記載した封筒
・内容証明の加算料金を含む郵便料金
・念のため、差出人の印鑑持参
７）送付
８）アフターフォロー
事務的な後処理だけでなく、依頼者へのその後のケアにも努めてまいります。
