平成19年6月20日
福山北特別支援学校を会派視察
ここ数年、特別支援学校(旧養護学校)への知的障害児の入学者数が増加傾向にあり、特別支援学校では、受け入れる側としての課題が出てきています。また、県では財政的に厳しいこともあり、通学用スクールバスの台数を減らし、路線の見直しをする方向へ向けて、保護者への説明会がもたれている状況です。しかしながら、障害児を抱える保護者は、通学の為のバス路線が見直されることで、どのようにして安心して我が子を学校まで送れるのか、新たな心配が出ており、これに対する学校側の説明に納得できないとの声も寄せられました。このようなことから、直接、入学者増の大きな福山北特別支援学校を会派視察しました。
バス路線の見直しに対する教育現場の考え方は、自立するということを考えていくと、ある面で、少し離れたバス乗車場まで自分が行くなどということに障害児自身が挑戦していくことの重要性も、確かに理解でき、要は個々の保護者へのより納得のいく説明が必要だといえます。
この課題は、県議会定例会でも、視察を踏まえて公明党栗原議員が質問し、丁寧な納得のいく説明の必要性を強調しました。また本当に見直すことが正しいのか当局の見解を質しました。