平成17年4月23日
呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)開館式典
呉市で戦前建造された戦艦大和の10分の一模型が展示してあります。
日本の最優秀の技術者が呉に集結し、日本の技術の粋を集めて「戦艦大和」を設計し、建造しました。当時の呉の造船技術が、戦後日本の造船界発展の原動力となったその歴史を垣間見ることができます。
パンフレットには次のようにうたわれています。
大和ミュージアムは、呉の歴史と平和の大切さを語り継ぎ、日本の将来を担う子どもたちに科学技術の素晴らしさを紹介する「呉にしかできない博物館」を目指しています。
「大和」は、昭和16年12月に呉海軍工廠で建造された世界最大の戦艦で、当時の技術の頂点を極めた史上空前の巨艦であった。その名は、古来の日本の国名から由来する。
呉港を母港としていた戦艦「大和」は、戦局の悪化する中、二度と帰ることのない水上特攻として沖縄に出撃し、昭和20年4月7日、その途上で米軍機の攻撃を受け、約三千名の尊い命とともに沈没し、壮絶な最期を遂げた。この悲劇の巨艦「大和」は、生まれ故郷の地「呉」において、今も私たちに何かを訴え続けている。