2003年6月



2003/06/01 日 願望

というわけでジューンブライドなわけですから結婚を前提に付き合ってくれるなっちを募集中です。
今月中に結婚しましょう、そうしましょう。



2003/06/05 木 漫画と漫才と音楽と私

嫌いな漫画がダラダラ続く事ほど不愉快なことはありません。
マガジン今週号で17週打ち切りと短命だった「シチサンメガネ」はその点まだマシですか。
この漫画、大嫌いでした。

大体うちのサイトと名前が少し被ってます。不愉快です。
「お前のところのサイト名って、あのマガジンの漫画から取ったのか?」
って聞かれる度に怒り心頭で殴りかかっては返り討ちでした。だめじゃーん。
確かにうちのサイトは俺による俺のためのサイトではあるのですが、
だからってあんな方向性があさってを向いてる漫画と一緒にされたらムカつきます。
殴りかかります。また返り討ちです。泣いて帰ります。さようなら。ベリーへたれ。

僕がこの漫画を嫌っていた、面白いと感じられなかったのにはいくつか理由があります。
まず其の壱。
「音楽と漫才は漫画として表現できない。」
音楽や漫才は、楽器や声といった「音」を使って表現するものです。
漫画という「音」の出ない媒体ではどんなに面白い漫才も、美しい音色も聞こえません。
声が聞こえてこない。
頭の中で想像することは確かにできるでしょう。
しかし、小説や台本ならば、どういう動きでどういう息遣いでやっているのかまで想像できますが、漫画には絵があり
ます。既存のキャラクターが汗をかいてテンパリながら漫才をしてるって設定だけで想像する範囲が狭まれてきま
す。この「絵」というのは勿論、漫画の長所です。ただ、この漫画のような特殊なテーマ(漫才漫画)
においては短所と見らざるを得ません。
漫画と音楽、漫才はどうやら相性が悪いみたいです。

其の弐。
「この作者。」
圧倒的に時代がずれています。特にツッコミ。
一話目からこのヒドい寒さには驚かされました。ツッコミはただ殴るのとは違います。
この漫画では一話目から天然ボケにおもくそツッコんでぶっ飛ばすシーンがありました(うろ覚え)。こんな漫才師最
近いるか?中川家?あそこのツッコミとはまた意味合いが違う。
少なくとも最近のお笑いを目指してなんちゃらスクールに来る奴がそんなお笑いをするか?
結論:しません。
ダウンタウンの隆盛や、その前の漫才ブームの頃にはそれ系のツッコミというのは死文化になりつつありました。
ボケが「痛がる」ツッコミは正しくありません。
設定の時点は「どこぞで有名だったツッコミ」です。こんなもんで有名になれるか。死ね。
今の漫才は発想やセンスの漫才が主流になっています。
ダウンタウンの松本人志という天才の出現によってそう変わって行ったと言えるでしょう。
まぁ、もっと以前からそうだったのかもしれないけど、松本人志が与えた影響というのはそう断言してもいいくらいでは
ないでしょうか。その流れに反してドタバタの笑いを取ろうとする。クズだ。
最後らへんで漫才の体を成してこようとはしてたけど、それはもう手遅れでしょう。
あと、個人的に絵が嫌い。

其の酸。酸?
「ネタ。」
漫画の中で笑いが起こってます。でも読者は笑ってません(あくまで俺が、だが)。
新連載時から毎回この現象が起こっていました。
例えばこんなシーン。
主人公(ボケ)が天然でボケた→勢いを付けてどつく(ツッコミ)→主人公吹っ飛んで壁にぶつかる→その様がおかし
くてギャラリー笑う。
ハァ?
なんだその80年代のギャグ漫画のお約束シーンは。
この漫画、最後までネタで勝負しませんでした。しかも基礎知識だのなんだのも足りてなかったのでしょう、別にコレ
といって興味深い話もありませんでした。
ラスト舞台がオールアドリブなんてのも読めててなんか寒かったし。
ガチンコ勝負は今時そこまで珍しいものじゃない。

其の四。
「読者の期待。」
漫才を主題にした以上、読者を笑わせ、面白くするのは義務です。
そして読者もそれを望んで、期待感を胸に見ています。
この状態で読者を満足させるのは至難の業です。っつか普通に無理。それを狙ってできるのは本当に一握りの人間
しかいないでしょう。
とりあえず兼山君には無理だったと。俺でも無理です。何故そこに俺が。
人は期待を裏切られると頑なになります。それをほぐすのは更に無理。
言ってみれば一話目から打ち切りカウントダウンは始まっていたんでしょう。
期待には「応える」か「意図的に裏切る」かしか生き残る術はありません。
期待を「裏切る」だけでは打ち切られて当然。長生きした方だと思うよ?

じゃあ漫才漫画なんて無理なのかっていうと、いやいや、そうでもないかもしれない。
例に音楽漫画の成功例と失敗例を持ってきましょう。
成功例「BECK」と失敗例「無頼男‐ブレーメン‐」。
「BECK」はあんまり読んだことがないのですが、なにやら音楽、ギターの専門用語が随所に出てきてたような記憶が
あります。
対して「ブレーメン」基本的に晴矢と大差がありません。喧嘩したり、音楽してるように見せかけて喧嘩したり、トサカ
頭だったり、ニューハーフだかオカマだかだったり、レイプされてみたり、クスリやってたりして、音楽とは関係ないとこ
ろに力を注いでいる梅澤春人大先生。土に帰れ。
「BECK」は言ってみればかなりマニアックな漫画です。(違ってたらすいません)
ただ、それでいいんじゃないだろうか。

音楽や漫才の漫画を作るのだとしたら、それこそマニアックに、教則本にでもなりかねないよう
な内容にしてしまうべきではないだろうか。
「友情」「努力」「勝利」という少年誌の3要素を含んでいる必要はない。
漫才にも音楽にも明確な勝利がないのだから。

漫才漫画、僕が作るなら。「BECK」漫才版。
設定:
ツッコミ‥根が暗くて努力家。土壇場で度胸がある。お笑いマニアでビデオとか集めている。
ボケ  ‥合コンとかで「面白い人」で通ってる。根は小心者。合コンなどで自分のやったことをいちいち気にして恥ず
かしがっていたりする。ボケのキレは天才的。

ストーリー:どっかで運命的に出会って、コンビ組んでワーイ。

僕の思っていることを正しく実現するためには吉本興業をはじめとするお笑いタレントの事務
所や会社に協力してもらわないといけないと思う。難しいよねー。

例えばこんなシーン。
ツッコミ(以下ツ)「これは○○年の××漫才大賞でグランプリを取った漫才だ。」
〜ビデオを見ている二人〜
ツ「ここ!(と言いながらビデオを止める)ここでこのコンビが使った手法というのが云々‥」
みたいに。ボケやツッコミを一つ一つ分解していって、何故面白いのか、何故観客は笑うのかを追及して、その上で
完成させた台本を持って舞台に立つ。みたいな感じ。
勿論資料にする漫才は実際の芸人さんの漫才から。

このアイデア買ってくれる雑誌社ないかなぁ。青年誌向きだけど。



2003/06/09 月 生と死

以前より危ない危ないと言ってきたうちの仔猫、本日6月9日12時に逝去されました。
8ヶ月という短い命でした。人間に直すと12〜3歳。まだガキンチョじゃないですか。
最終的には行きつけの動物病院で安楽死をさせるという方法をとりました。
ご飯も水も摂らない、薬を飲ませても吐く、動こうともしない、でも呼ぶと尻尾だけ動かします。
その仕草がどうにも心に残って結局、今日まで先延ばしにしてしまっていました。
で、決心したのが今日。
最初の宣告からちょうど3週間目でした。よく頑張ったね。ごめんね。

さて、今回僕等がとった安楽死という方法。
きっと賛否両論あると思います。
人間の手前勝手な理由でペットの命を延ばしたり、殺したり(言い方を変えれば)なんて何様のつもりだって。僕もう
ちの子が弱るまでその考え方でした。

間違ってないと思う。それもそれで真実であり正義だと思う。

でも僕は安楽死に賛成しました。
ほんの一ヶ月前まで、元気に走り回って、爪を切ろうとすれば怒って引っ掻き回して、逃げちゃうようなやんちゃ坊主
だったんです。その子が、見る見る痩せて、プヨプヨしてたお腹がいつの間にかアバラ骨まで浮いて見えるような体に
なって行ったんです。綺麗な薄いブルー色だった目からは拭いても拭いても目ヤニが出て、目の周りは黒くなってい
ました。可愛らしい顔してたのに(不細工でしたが)。

今朝、外で日向ぼっこさせてたら道行く小学生が「うわ!この猫気持ち悪い!悪魔みたいな顔してる!」ってのたま
ったので、後ろからふん捕まえて説教してやりました。
このご時世なんで、近所の大人から止められましたが、こっちの事情を話したら一応放してくれました。こんなガキ車
の通りの多い道路にぶん投げてやる!とか本気で普通に考えてしまいました。怖いねぇ人間って。普段は温厚な人
だったんですが、まさかあんな事をする人とはねぇ。

猫に限らず動物は本当にたまらない状態になったら自分から死を選ぶと言われます。
でも、ペットの生き死にっていうのは飼い主が握っています。
ペットは飼い主を持った時点でその人物に運命を委ねています。ご飯を貰い、安全な寝床をその場所に確保する代
わりに。動けないまま、床擦れしてでも生かして見守るのも人間のエゴ。
安楽死を選んで生きる意志を摘むのも人間のエゴ。
最後、うちの子には自分から生きるか死ぬかという選択すらままならない状態でした。
むしろ食わず飲まず動かず鳴かずの状態だったことを考えれば死を選ぶ方向に向いていたのではないかとも思いま
す。

安楽死を選んだ理由の中には僕と母の精神状態のヤバさってのもありました。
母は猫を見るたびに魂の抜けたような声で話しかけますし、僕もこのサイトで書きましたが一時、標準体重から6キロ
も痩せるってことがありました。未だに緩い拒食症状態は続いています。元気は元気なんですが。
安楽死をさせ、亡骸を引き取って連れて帰った今日、僕はもうある程度踏ん切りがついてたんですが、母は眠ったよ
うに動かなくなった小さな体を、ゆっくりと抱きしめて小さな声で泣き続けました。

もう呼んでも尻尾を振らない。
もう目も開かない。
もう手を握っても爪を立てない。
もう耳に息を吹いても嫌がらない。
もう息もしない。
もう戻ってこない。

1時間くらい撫でたり、目の周りの固まった目ヤニを拭いたりしながらお別れをした後、近所の林(うちの土地ですよ、
一応)に埋めました。 吹っ切れてたはずなのに、何度も何度も涙は溢れてきます。
そのうち、まぁ、いいか。そりゃ仕方ねーよなって気持ちになって涙と鼻水をボタボタさせながら穴掘ってました。傍か
ら見れば危ない人だよコレじゃ。

さようなら、おやすみ、また逢いに来るよ。
いつか僕が君を忘れてしまうことがあったら、その時は夢の中ででも出ておいでよ。

バイバイ。



2003/06/15 日 父よ

父の日とか言われても普通に仕事してるおいらって何?
別に子供はいないんで祝ってもらう側ではないにしろさ。
今日も今日で父の日ゆうパックとか言ってバカみたいに小包配らされるし。
ふざけんな、そんなもんテメェの手で直接渡してナンボだろうが!って言いたいけど、それの積み重ねでおいら達の
給料は出てるわけでありがたいこってす。お礼に3日履き続けて酸っぱい芳香をかもし出してきた靴下を送りつけて
差し上げます。着払いで。

んで、何が不愉快って仕事明けに帰ってる車の中。
いきなり電話が鳴りまして、出てみるとうちのパパ君。
「ビール買ってきてくれー。父の日のプレゼントでー。あははは、つまみもお願いねー」

貴様、すでに酔ってやがるな?

俺様がこのジメッとした梅雨空の下、汗水たらして仕事してる間にうちの親父は飲んでやがったわけですよ。笑って
いいとも増刊号や阪神×巨人を見ながら飲んでたわけですよ。そんな親父にワインとビールを買って帰ったわけです
よ。仕方ない、一年に一度くらい親父を喜ばせてやらないとな、っていう殊勝な思いからですよ。

寝てるし! 

寝たら死ぬぞー!(俺からの襲撃で)



2003/06/16 月 はっぴょー!

ククク‥、ついに語るときがきたようだ。
俺がここ最近何故か元気になっていた理由を。

彼女ができました! 

あははは!素晴らしい。
僕より年下の実に可愛らしい子です。まだあんまり付き合いが長くないので、お互いに探り合いをしている状況では
あるんですが、この子の寝顔を見ているだけで、僕の心がどんどん癒されていくように感じられます。顔も可愛けれ
ば、性格も甘えん坊と生意気が共存しているという完璧なまでに俺のヒットポイントに命中させてきます。こやつ、な
かなかやりおるわい。黒髪ってのもヨイ!よし、この際だ貴様らにも彼女を紹介してやるぜ!とくと見よ!













(マルヤマあっこ:生後一月程)

カーワーイーイー! 

オイそこのお前、なんだその目は。俺になんか文句でもあるってのか?
え?どこぞの超有名サイトのシーマンネタをパクっただと?違う!今日の日記は普通に新しく家族になったこの子(あ
っこ)を自慢、発表するためだけだったんだ。それにあっこが妙に俺に懐いて来るんだから仕方無い。相思相愛。うひ
ょー。

あっこもやっぱり雑種です。
母の知り合いの飼ってる猫さんの娘さんです。
隣の家の雌猫に生ませたというヒドイ野郎の娘さんなので性格が歪まないか心配です。
見た目はターキッシュアンゴラ種とかメインクーン種っぽい。目は黄色のまん丸。先代はブルー 色でとても綺麗でし
たので、そこだけは残念です。可愛いのは確かですよ。
尻尾の先っぽが変な感じに折れ曲がってます。尻尾の歪みは性格の歪み。うるさい。

さて今日は先代、○吉君の初七日です。
勿論、新しい家族が来たからとてあの子を亡くした悲しみが消えるわけではありません。
でも、心にポッカリと開いてしまった穴には、それ相応の物で補うしかないと思います。穴を開けたまんまで生きるの
は辛いですよ。

手を合わせてきました。ちょっとした報告もしたりして。
新しい猫が来たこと、君がいなくなっていろんな人が泣いたこと。
思い出せば泣いてしまうのはわかってるくせに思い出してしまうなぁ。
こんな気持ちも少しずつ風化して消えていくんだろうか。



2003/06/24 火 プリーズテルミー

「鏡よ鏡よ鏡さん、この世で一番カッコいいのはだーれ?」

「‥それは‥、キアヌ・リーブスです‥」
「ほう、それはまたタイムリーな」
「‥マトリックス効果とでもいいましょうか‥」
「かなり変動してるみたいですねぇ」
「‥週一ですから‥」
「オリコンじゃあるまいし。では2位は?」
「‥レアル・マドリードに移籍が決定したベッカム選手です‥」
「日本の盛り上がりを考えたら1位でもよくないんですか?」
「‥まぁ、私の独断と偏見に因りますからねぇ‥」
「信憑性に欠けるなぁ。ちなみに俺は?」
「‥3208万6574位タイです‥」
「またえらく微妙な。その成績は誇っても大丈夫ですかねぇ?」
「‥同位にアフリカ、バビ族の勇士ハバンガ・ビニョーリタがいます‥」
「参考にならない事この上ないなぁ」
「‥アメリカの実業家、マイケル氏も同位です‥」
「だからそれは誰やねん。」
「‥ちなみに日本人ナンバー1はイチロー選手の35位です‥」
「おぉ、イチローってすげぇ!」
「‥貴方とは月とミドリガメくらいの差がありますよ‥」
「だから余計なこと言うな!わかっとるわ!」

「それじゃ俺が1位になるにはどうしたらいいのでしょうか?」
「‥それは簡単ですよ‥」
「マジで?教えて教えて!」
「‥まず、金属バットを用意するのです‥」
「ふんふん。うちにあるから用意できるわ」
「‥そしたらそれを思いっきり自分の頭に振り下ろすのです‥」
「ガツンと?」
「‥ガチコーン!と‥」
「死ぬんちゃうの?」
「‥来世に期待をするという事で‥」
「えらい酷い事言われてる気がするんですけど‥」
「‥貴方は骨格からして問題ありなわけですよ‥」
「じゃあ、実践してみますか。まず金属バットで、それを振り下ろすと。フン!」
「‥うわぁ!軌道が、どうも、私に向いてる気が‥!あぁ!‥」

ガシャーン!



2003/06/30 月 パシりパシられ

煙草代が明日から高くなるので鬱になる、略してt.A.T.uことマルヤマです。こんばんわ。
それにしても俺の作ったカレーはなんでこんなに美味しいんだろう。
秘密は手羽先とワインとニンニクやね。

昨日テレビ見てたらなんとも気の弱そうな男の子が出てました。ジャイアンツ木佐貫。
中日の「恐竜打線」をバッタバッタと薙ぎ払ってはいるんですが、なぜか今にも泣きそうな顔。
「お前ストライク投げたら殺すぞー!」って野次ったら大きいお兄ちゃんに言いつけに行きかねないようなイジメられ面
です。 多分彼、元木とか真田からパシり扱いですよ。
「パン買ってこい」って言ったら絶対メロンパン買ってきそう。

木佐貫「か、買ってきました!ハァハァ‥」
元木「オイ、コラ!俺はクリームパンだろうが!使えねーな、このバカ!」
木佐貫「す、すみません、すぐ買い直してきます!あの‥、お金は?」
元木「出しとけ!死ぬ前には返す!さっさと行け!」
木佐貫「は、はい!」
真田「あ、俺、ヨーグルッペな。3分以内。ヨーイ、ドン!」

走る木佐貫。帰ってきて3分を過ぎてたという理由で真田に殴られる木佐貫。
その夜、彼は枕を濡らしました。

頑張れ‥木佐貫。泣くな。




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