輪行の計画



サイクリングの計画は難しいです。
ランドナーで長旅。 ロードレーサーで快走。 MTBで山道を行く。
一口に自転車ツーリングと言っても、道具となる自転車の基本性能からして違います。
道の状態や乗り手の年齢・経験によってもずいぶん差が出ます。
だから『一般的に』という話もしにくいのでしょうね。

その計画で走り切る自信がありますか?
趣味で走るのですから、楽しく安全に走り切る自信が無いなら計画を見直しましょう。
私の場合は、日帰り輪行なら走行距離50〜60kmを目安にしています。
山道を走ることが多く、写真を撮りながらの移動なので、こんなもんだと思っています。

JCA(日本サイクリング協会)のホームページには、サイクリング時の一日の行程が
目安として載っていますが、成人男子の場合は70〜90kmとされています。
平地走行だとしても、今の私にはかなりハードですね。

また、『時速15キロが平均的な自転車の速度』というのもよく聞かれるのですが、これも経験的にはかなりハイスピード。
平地が多いコースのほうが、この速度を出すのはきつい気がします。
ペダルを漕ぎっぱなしで巡航20キロ以上のメーター値をキープするような感覚。
高低差のあるコースの場合は、下りでスピードをかせぐこともできるし、下っている間はペダルをこぐ
必要も無いので、同じ平均速度になったとしても楽だと思います。

走る時間帯ですが、これも私の場合、8時〜9時の走行開始で15時〜16時の走行終了を基本にしています。
前後に移動時間があるので、走行時間(休憩含む)としては6〜7時間。
輪行での移動は、列車が混まない時間帯を選ぶのもひとつのテクニック。
できれば座りたいですし、混雑した列車に輪行袋を持ち込むのは、こちらもいい気持ちがしません。

計画も余裕をみておかないと、ただ計画を消化するだけの、全然楽しくないものになってしまいます。
少々予定が狂っても大丈夫なように、代替用の計画も考えておきましょう。
発車時刻ぎりぎりに駅に着いて、無理やり予定の列車に乗る必要も無いでしょう。
せっかく非日常を楽しんでいるのですから。

最後に。
非日常ですから、パンクしたり、思わぬケガをしたり、というトラブルにあう可能性もあります。
相棒と自分のためのファーストエイドキットは必ず携行したいですね。
ちょっとしたトラブルでも、それまでの楽しい気分からの落差が大きく、冷静さを失ってしまうもの。
対処できる用意があれば、たとえ応急処置だったとしても、心強くなるものです。

どんなサイクリングをするにしても、楽しい思い出となりますように。


【2006年の計画】
 ようやくスタートした中仙道。
 中津川から先、日本橋まで走破するのが第一目標だ。

 今年は房総や関東平野もターゲットにしてみよう。

 パシフィックにサイクルコンピュータが付いたので
 こいつの稼動率を上げるのも目標。



【2005年の計画】
 去年はなにかが噛みあわず、中仙道のスタートが切れなかった。
 代わりの意味で参加した塩の道ツアーは予想以上に楽しかったな。
 北塩ルートも走破して、日本地図に南北線を引いてみたい。

 中仙道には引き続きアタック。

 仕事も忙しくなりそうなので、成り行きまかせでお気楽に。


【2004年の計画】
 静岡県は広かった!
 やっぱり1年では無理でした。
 というわけで今年も静岡Yearを継続します。
 
 思いがけず走破できた東海道。
 これに味をしめて今年は中山道を西から東へ。
 年内走破にこだわらず、のんびり行くことにします。
 
 去年、計画倒れに終わった東北行き
 1回は行きたいな。

 こう見ると盛りだくさん。
 まあマイペースで、ぼちぼち行かしてもらいます。



【2003年の計画】
 おとなり、静岡県の各地を走る。 静岡Yearだ。
 静岡県の面積は神奈川県の3.2倍。 東西155km、南北118km。
 大井川の源流を最北部に、このあたりでは3000メートル級の山々を県境に持つ。
 南に下れば潮の香り。 500kmの海岸線は遠州灘、駿河湾、相模灘に接している。
 そして富士山。  静岡県の県章は富士山のイメージだ。

 
 静岡県 県章
 
 海、山、川、湖、街道にSL...
 満喫するには、1年では無理かな?


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