春野町2004


2004年4月24日(土)

去年に続いて2度目の春野町。
サイクルイベントに参加した。

今年も掛川で、毎度お世話になっている清水のSK氏に拾ってもらう。
SK氏は今回もツアーガイドだ。  春野町の天狗広場まで1時間ほど。
一年ぶりに天狗のお面と再会である。

天狗広場には去年もこのイベントで一緒だった春野のMさん、
久しぶりの再会、焼津のKさんの顔も見える。
そして清水のSさん一家。Sさんどうやら今日も二日酔いの様子である。
車でサポートしてカメラマンになることになった。
SKさんと、Sさん一家に小田原駅で買った昼食用の駅弁を渡して、昼食調達の任務完了である。

 一年ぶりです、天狗さん

今日のメンバーは12人と聞いていたが、2人キャンセルがあったので全部で10人。
これくらいの人数だと、気持ちもまとまって走れるのでちょうどいい。
今年のコースは去年よりも南寄り。東海自然歩道の一部も走る。

10時15分スタート。
天狗広場から北上。 走りはじめてすぐに気田川を渡り対岸へ。
アップダウンを繰り返しながら犬居へ南下する。
ウォーミングアップには少々きついコースだ。

 犬居付近

犬居から堀之内までは登りもゆるやかだが、堀之内から和泉平までは登りがきつい。
それもそのはず、竜雲沢沿いに勾配のゆるやかな道を行く予定がコースミス。
不動から一気に坂を登る、きついほうのコースを走っていたのだ。
それにしても、今日は空気が澄んでいて緑が濃い。

 中谷付近

コース脇にあるお茶畑の緑もみずみずしい。
この時期の茶畑が一番綺麗に思える。

 赤土付近

砂川でちょうどお昼時。
高繁院の境内を借りて昼休憩にする。 隣に砂川自治会館がある。
苦労して手に入れた弁当はうまい。
春野のMさん『去年とメニューが一緒だね』との鋭い指摘。
なんという観察力!

 高繁院で昼休憩

会館脇には、春野町の名木100選にもえらばれたカゴノキ。
樹齢500年と説明板にはある。
高さはそれほどでもないが、どっしりした幹周りに威厳がある。

 砂川自治会館脇のカゴノキ(鹿子木)

高繁院は最近になって再建されたと見える。 木肌が新しい。

 高繁院

1時間ほどゆっくり休憩をとって、再び走りはじめる。

 東海自然歩道 大時手前

砂川と大時の間で標高500メートルに近くなる。
今日のコースの最高点である。
見下ろす緑いっぱいの景色がいい。

 東海自然歩道 大時付近

大時から北上し花島に向かう。
廃校になった小学校の跡がなんとも言えず侘しいが、
自転車ツーリングならではの寄り道だ。

 旧花島小学校前

花島から越木平への道は木々の間をいく山間の道。
慎重にブレーキングしながら下っていく。

 越木平付近

越木平から天狗広場までのコースは去年の往路の逆コース。
幅の広い道を下り基調で走る快走コースが気持ちいい。

 熊切川沿いに快走する

天狗広場に戻ったのが14時25分。
山々の緑とお茶畑の新芽の緑。
春野はいいね、やっぱり。

去年と同じように春野町福祉センターでひと風呂浴びる。
今回はコテージ泊まり。 場所も去年とは違うらしい。

本日の走行距離:35km
本日の同行:同じグループの9人

【付録】
ミッション インODAWARA

今回も新幹線で掛川に向かうのだが、小田原駅で重要な任務がある。
昼食用に小田原東華軒の駅弁を確保するのだ。
 ・平野寿将プロデュースの『おばあちゃんのおべんとう』 4つ
 ・小田原の昔の地名、小由留木にちなんだ『デラックスこゆるぎ』 1つ
 ・小さな女の子向けに『はろうきてぃ金太郎べんとう』 2つ
計7食である。  東華軒のホームページで調べておいた。

東海道線からの乗り換え時間は17分。
時間は十分にあるように思えるが..

東海道線下車時にまずアクシデント。
乗り換えし易いように、真ん中あたりの車両に乗ったのがまずかった。
小田原の手前、鴨宮から思いがけず大勢乗ってきたので、降りるのに手間取った。
出遅れたので上りエスカレータには長蛇の列ができている。
誰もいない下りエスカレータがうらめしい。
ようやく上がった在来線コンコース上の売店は、まだ閉まっていた。

新幹線口へ急ぐが、離れているうえにかなりの乗り換え客がいる。
ちょっとあせる。

新幹線の改札を抜け、相棒片手にエスカレータを駆け上がるが、
ホーム上の売店に行くと、行列ができている。 完全に出遅れた。
おまけに物も数も無い。 まずい。

売店のおばちゃんに『下の待合室にも売店があるから』と言われ
階段を駆け下りる。 相棒はホーム上で留守番だ。

混雑した待合室の、それも一番奥に陳列ケースがあった。  
『おばあちゃんの・・』がちょうど4つ残っている。 
買おうか迷っているらしき人をかき分け、全部頂く。 
きてぃちゃんがいない。 朝早いからだろうか。
他に小さめで子供向けのお弁当も無い。 
仕方ない、『デラックスこゆるぎ』2つにして、1つを子供2人で分けてもらうことにしよう。

物は確保できたが、問題はレジ。 10人くらい並んでいる。
残り5分。 なにやらもたもたしているように見えて、さらに気分はあせる。
マーフィーの法則だ。
『間もなく・・・』列車到着のアナウンスで心を決めた。

4人抜きで前に出る。
『すいません、新幹線に間に合わないので先にお願いします!』
怪訝な顔をされたが仕方ない。 
電卓で計算する売店のおばちゃんの動作はゆっくりしている。
お札2枚を2度も確かめなくていいだろう。
ていねいに袋に入れてくれる時間ももどかしい。
『釣りはいらない!』と口に出かかったが、それくらいの時間はありそうだ。

『ありがとうございました』と後回しになった方々に頭をさげる。
ホームに駆け上がると、新幹線が入ってきたところだった。
相棒の所に戻ったところで、ちょうどドアが開いた。
間に合った。 これで一安心だ。

自由席は空いていた。 定刻、こだま441号はゆっくりと動き出す。
掛川まで1時間ちょっと。 気分を静めるにはちょうどいい時間だ。


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