清水ポタリング
2004年3月14日(日)
清水には昨日のうちに来ていた。
丹那めぐりを終え、函南からそのまま移動したのだ。
駅まで迎えに来てくれたのは、何度か一緒に走っている
清水のALPSオーナーと、これが初対面になる大阪美女の2人である。
駅前で相棒を組み立てるが、大阪美女さん、ALPS式輪行に興味津々のようだ。
清水駅前
日が暮れるのを待って、顔合わせも兼ねて夕食を共にする。
港町のすし屋、新鮮な魚介類で飲む酒は旨い。
ここで合流する仲間も揃って盛り上がる。
気の置けない自転車仲間との夜はとても長い・・・。
・・・長かっただけに今朝は頭が重い。
今日のツアーリーダー氏は二日酔いで遅刻のようだ。
ま、ALPSオーナー2人も程度は似たようなもの。
ひとり元気な大阪美女さん。 つわものである。
リーダー氏の到着後、今日のコースを再考する。
予定では、清水からさった峠を越えて由比まで走り、
そこで名物桜えびの昼食だったが、時間はすでに昼近い。
少しばかりズルをして、午前のルートは車で走ることにする。
体を動かしていないうえに重たい胃、桜えびの天ぷらがこたえる。
お茶がうまい。
由比港
昼食を終えて旧東海道、由比宿内を散歩。 わずかばかりの腹ごなしだ。
天ぷらでさらに重くなった胃のあたりをさすりながら、清水に戻って自転車に乗り換える。
まずは、塚間の渡しで塚間へ渡る。 操船の荒っぽさは去年と同じだ。
塚間の渡し 船上にて
船着き場に下り立ち、風景が変わっていることに気がついた。
去年はあった2階建のオンボロ小屋が無くなっていた。
塚間から旧国鉄清水港線跡のサイクリングロードを経由して真崎へ向かう。
真崎の海岸からは興津方面が望めるが、ちょうどこの方向に富士山がある。
今日は残念ながら肉眼でもうっっすらと見えるだけ。
写真では青くつぶれてしまって見えない。
三保、真崎の海岸から興津方面を望む
堤防上の道をしばらく走ると、意外なほど近くから小型機が離陸するのが見える。
三保飛行場だ。 正確には三保場外離着陸場と言うらしい。
大阪美女さん、唐突に『操縦席が見てみたい!』との仰せである。
『御意!』とばかりにリーダー氏、整備中の小型機オーナー氏と緊急交渉、
意外やあっさりとOKしてもらえたのだ。
男だけだったらNo!だっただろうな、きっと。
三保飛行場でセスナを見学(整備の邪魔してすいません!)
アンタッチャブルという小型機オーナー氏の言葉もよそに
エルロンにラダーにエレベータ、あちこち動かしていた大阪美女さん。
ご満悦のようで、なによりです。
ALPS2人組はひやひやしながら遠巻きに見ていたが、小型機オーナー氏には
怒られることなく見学終了。 飛行場をあとにする。
海を見ながらのポタリングはいい気分だ。
風に吹かれてアルコールも飛ぶのか、すっきりしてきた。
海沿いの道から松林のなかの小径へ進み、羽衣の松に到着。
勢いよく枝を広げた姿は、さすがに貫禄がある。
茶店で味噌おでんを食べる。 あっさりした味付けでうまい。
緑濃い松葉越しに見える青い海、観光地だがそれほど人は多くない。
風の音と遠くに聞こえる波の音、ぼーっと過ごす、この時間がいい。
羽衣の松
さて復路、三保半島をぐるっとまわってきて、再び塚間の船着場。
時間を確認するまでもなく、船はたった今出たばかりのようである。
桟橋からほんの10メートルほど先で回頭中。
次の船まで30分、ここでのんびりと待つしかない。
塚間の渡し 塚間の船着き場
うまそうな魚でも?
対岸の貨物船がゆっくりと動き出す。 どこへ向かうのだろうか。
時間がゆっくりと流れ、待ちくたびれた頃に、ようやくこちらに向かって来る船が見えた。
船上の人となり、清水までの短い船旅を楽しむ。
今日のポタリングは、港から清水の駅前まで走ったところでおしまい。
名残惜しいが、3人とはここでお別れとなる。 昨日と同じ場所で一人相棒を分解する。
走行距離こそ短いけれど、昨日から続いた長〜い時間がいい思い出だ。
本日の走行距離:20km
本日の同行(左から):Kさん、Yさん、Sさん
本日出会ったサイクリスト:6人
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