2003年9月27日(土)
ベストシーズン到来!
収穫の秋ということで(全然関係無いけど)久しぶりにパスハントに行こう。
今日はいつもより遅い出発。
土曜日とはいえ、通勤通学時間帯と重なって、列車は混雑気味。
三島で伊豆箱根鉄道に乗り換えて大仁まで輪行する。
大仁から狩野川に沿って上流方面へ向かう。
修善寺からは狩野川の東を通る県道で湯ヶ島まで。
この道は車も少なく、田園風景のなかをのんびり走ることができる。
途中、蔦のからまる主塔がすごくいい雰囲気を見せる吊り橋がある。
狩野川唯一の吊り橋、松ヶ瀬橋だ。
何気なく橋を渡っていて、どこかでみた風景だなと、思い返してみた。
コースガイドのカット写真で使われていた場所だった。
松ヶ瀬橋
伊豆の狩野川は湯ヶ島が起点。
上流の猫越(ねっこ)川と本谷川が湯ヶ島で合流し、ここから下流を狩野川として
駿河湾へ北へと流れ下る。
この合流点に出会い橋と呼ばれる2つの橋が架かっている。
猫越川にかかる女橋、本谷川にかかる男橋。
中州の公園には見る角度によってハート型に見えるモニュメントも。
恋人同士でのサイクリングなら絶対外せないポイントだ。
出会い橋 小さな公園にあるモニュメント |
一人で走る私としては、心なしかむなしくなった気分のまま公園を後にする。
猫越川から、さらに支流の持越川に沿って走っていると、なんと道路が大きく崩落している。
先の台風で崩落したのか。 復旧工事が進められているが、かろうじて歩道は確保され、
相棒とともにソロソロと進む。
崩落現場 |
持越川は、見れば流れも綺麗な穏やかな川。
上流部にはさらに何箇所か小さな崩落が見られるが、荒れ狂う持越川など
今日の姿からはとても想像できない。
持越川の流れ
山の中に突然現れる大工場は持越鉱山。
登録標をみると銀山のようだ。
ここから先はいよいよ本格的な登りになり、まわりの空気も山道のそれに変化する。
いっぱいに秋を感じながらインナーローでトロトロ走る。
小奇麗な風早橋を渡れば風早峠は間もない。
風早橋 向こうの山を巻く道が西天城高原線
峠附近は伊豆の山によく見られるように低い熊笹で覆われている。
風早の名のとおり風は強い。
ガスストーブで湯を沸かすが、火が消えないようにしっかりガード。
富士山は見えないが、それでも遠くまで見渡せる雄大な景色。
昼休憩も兼ねて存分に堪能する。
風早峠から宇久須港方向
風早峠から西天城高原線
風早峠からさらに登って仁科峠(標高900m)へ。
距離にして1キロ少々。 ここまで頑張ればさらに雄大な景色に出会える。
その昔は、この南東にある猫越峠を越えるルートが伊豆の東西を結ぶ主要ルートだったらしい。
仁科峠
仁科峠からは若干の登り返しがあるものの、ほぼ下り一方。
稜線の風は冷たく、ウィンドブレーカーを着こんで、船原峠を経由して
再び狩野川に出合うまでの長い長いダウンヒル。
船原峠から先は交通量も多く、西伊豆方面からの観光バスなど大型車が多いので要注意。
翌日は狩野川100キロのサイクリングイベントに参加。
河口まで走って、2日をかけて狩野川の全域を走破。
それにしても、西伊豆スカイラインを自転車で走行できれば、
伊豆の稜線に沿って絶景のサイクリングコースになるのに。
狩野川と言えば城山
我入道の渡し
本日の走行距離:67km
本日出会ったサイクリスト:ゼロ