申し込み期限ぎりぎり、サイクルトレインのイベント情報が飛び込んできた。
相棒をそのまま列車に載せられるのだから、輪行ツーリストを標榜する私としては
これは是非とも体験しておきたい。
今日は伊豆洋らんパークに８時半に集合すればいいのだが、
ダイヤの都合と私の性分で朝一番の列車を選ぶ。
三島には６時２７分着。
ここから自走しても充分間に合いそうだが、車ビュンビュンの下田街道は
一度走って懲りたので遠慮することにした。 伊豆箱根鉄道に乗り換えて田京まで輪行する。
狩野川で鮎釣りをするのだろう。
車内はすいているが、道具一式を持ったオジサンが目立つ。
鮎釣りの道具は結構かさばるようで、みんな大きな荷物を従えている。
伊豆箱根鉄道 ノーマル輪行の図２０分ほどで田京駅に到着。 この駅は相棒を組み立てるにはちょっと不便。
ちょうどいい壁とかフェンスが無いので相棒を立て掛けるのに苦労する。
田京駅走り出せばあっと言う間に洋らんパークに到着。
イベントスタッフが受付のテントを組み立てたりしていて、これはいかにも早すぎた。
適当に時間つぶしをする。
洋らんパーク参加者が徐々に集まって来るが、やはり自転車を車に載せて来る人がほとんど。
自走して来る人は少ないようだ。
ましてや、わざわざ輪行で来た参加者はきっと私だけなのではないだろうか。
集合時間の８時半を過ぎると、参加者もほぼ集まって、にぎやかになってきた。
自転車の種類はやはりロードバイクやマウンテンバイクが多い。
ランドナーはごく少数だがやはりお互いに気になるものだ。
見に行ったり見られたり。 こういった交流もイベントならではである。
ランドナーでなくても綺麗な自転車や格好いい自転車は遠目にもすぐ判る。
９時になって開会式。 参加者は１００人ほどのよう。
今日のコースは事前の案内では３５キロ程度に設定されている。
《コース》
洋らんパーク→韮山反射炉→江川邸→柏谷（かしや）公園（昼食）→三島大社→
三島→（サイクルトレイン）→修善寺→洋らんパーク（解散）
開会式／ブリーフィング９時半走行開始だが、私たち数名は大集団から少し離れて行動することで
下打ち合わせしているので一足早く走行開始。
まずは狩野川に沿って北上する。
狩野川に沿って韮山付近では、規定コースも少しはずしながら鄙びた裏道を縫うように走る。
昼食場所の柏谷公園までポタリングスピードで、のーんびりサイクリング。
ちょっと風が冷たいが気持ちいい天気だ。
のんびり行きましょうサイクルトレインの出発は１５時すぎ。
柏谷公園を１３時に出るが、三島駅まではストレートに行けば１０キロもない。
集合時間まで富士の伏流水が流れる市内をポタリング。
一旦は絶滅したミシマバイカモ（三島梅花藻）の再生や、工業用水への利用で失われた
清流の復活により、綺麗な川の流れを見ることができる。
生活のそばに綺麗な水があるのは、やはり気持ちがなごむ。
三島 源兵衛川 清流がきれいさていよいよサイクルトレイン。
相棒を押して改札を抜ける。 一度やってみたかったこの行為だが素直にうれしい。
ホームには先着のサイクリストが整然と並んでいる
私たちのあとからも続々と集まり、ホームはサイクリストで埋まってしまったが、皆お行儀がいい。
こういうイベントを大事にしたいという思いのあらわれだろう。
ときおり反対ホームに入ってくる列車の乗客は、この大集団に気がつくと、
一様に驚きに満ちた表情を見せる。
友達同士で顔を見合わせ『なに？あれ』とでも言っているのだろう。
見られるほうはちょっといい気分。 妙に鼻が高くなるが、ただ一つホーム上での難点は、
スタンドのない相棒ゆえ、ずっと支えていなければいけないことだ。
ホームを占領するサイクリスト達肖像権の問題もありまして少し小さめです
出発時間が近づき、３両編成のサイクルトレインが入線。 扉が開く。
ここでも皆、お行儀よく列車に乗り込み、全員の乗車完了まで３分少々か。
意外と早く乗り込めるものだ。
サイクルトレイン入線
車両を占拠するサイクリスト達肖像権の問題もありまして少し小さめです
車内アナウンスも芸が細かい。
『この列車はサイクルトレインの修善寺行きです』とやってくれた。
これを『特別列車の』なんてやられたらちょっと冷めたかもしれない。
修善寺まで約３０分。 短い時間だが、峠一つ二つを制覇したくらいの満足感。
やっぱり参加してよかった。
修善寺駅でも観光客の注目を浴びながら下車。
洋らんパークへの帰途に着く。
鮎釣り名人もびっくりのサイクリスト集団
サイクルトレインきっぷ（７００円なり）旧街道を走るのとは違った楽しみがあるサイクルトレイン。
情報があったら教えてください。
本日の走行距離：４１ｋｍ
本日出会ったサイクリスト：イベント参加の１００人ほど
同じグループで走った皆さん、またどこかでお会いできることを楽しみにしています。