吾妻連峰

峠ルート

〜栂森までは遠く〜

２００７年２月３日

アプローチの始まりが峠駅、下山口が隣の大沢駅となるめずらしいルートで有名がなのがコースだ。峠の餅屋の登山犬に会うのが最大の目的だ。前日のうちに、福島のビジネスホテルに宿泊した。

アプローチ ２月３日 福島駅７：０８〜峠駅７：３８ コースタイム ２月３日 　峠駅８：１５〜標高１０５０ｍ付近１１：３０〜峠駅１２：３０

　峠駅へ向かう途中に電車の中でブーツを履いたりと山の身支度を整える。３０分ほどで峠駅に到着。初めてのコースなのでどこから登ればいいのか分からない。犬の足跡があるが、例の登山犬の姿はない。今日、このコースを登るのはどうやら我々だけらしい。登山犬がいないことでやる気がなくなってきたが、モコモコさんと地形図を見ながら、辺りをうろつく。峠の餅屋の少し先の急斜面を強引に上がることにした。

　杉林を抜けると明るい斜面になった。樹林がやや濃いが斜面も緩やかなのが助かる。前日に雪が少し積もったようで、軽めのラッセルとなる。

途中、痩せ尾根のようなところがあり、楽しく登ることが出来る。ここを越えると、広い斜面がでてくる。急な登りが始まる。結構二人とも疲れてきた。栂森がデーンと見えてきた。直下は物凄く急斜面で、いったいどうやって登るのか首をかしげてしまう。ガイドによるとトラバースするようなことも書かれているが、トラバースする斜面もここから眺めるとこれまた急だ。

ここまで３時間近く登ってきたが、先が長すぎる。そもそも登山犬と一緒に行動するのを楽しみにしてきたので、犬がいない今、栂森を見たらさらにやる気がなくなってしまった。モコモコさんと相談することにした。「登山犬もいないし、もう疲れたよ」。ということで１１３３Ｐの手前で引き返すことにした。ちょうど１３：１１に福島へ向かう電車がある。遥か遠くに見える栂森を見ながら腹ごしらえをする。山行準備の時にモコモコさんにガスを持ってきてと頼んでおいた。しかし、山人が鍋を持ってこなかったのでカップラーメンが食べられなかったという苦情を受けた。次回からは持っていこう。反省。

下部は藪が濃いのでシールを着けたまま滑ることにした。１時間ほどで、あっという間に降りることが出来た。着替えて、峠の餅屋にモコモコさんが「峠の餅」１０９０円を買いに行った。山人もモコモコさんの後を追い峠の餅屋に入る。モコモコさんが犬のこと聞いていた。犬は、台の下のほうに潜んでいた。なかなかかわいい犬（白色）だった。

最後に餅屋の犬を見られて二人とも満足した。




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