南会津
七ヶ岳
〜静かな晩秋の山〜
2006年11月19日 

11月3日の焚き火納め以来、久しぶりにモコモコさんと一日だけ休みが合った。
モコモコさんの提案になにかと理由をつけて家でぬくぬくするほうを選んでいたが、最後の最後でモコモコさんの強烈なプッシュで山に出かけることに

行き先はモコモコさんが以前いったとき楽しかったという七ヶ岳。そのときは羽塩から上って護摩滝(黒森沢)へ降りたようだが、今回は午後になると雨が降るということで護摩滝を登って高杖スキー場へ下り最後に温泉に入るという軟弱プラン。


アプローチ

11月19日
浅草駅6:20〜会津田島駅9:45/タクシー針生登山口10:15頃

コースタイム

11月19日
登山口10:30〜護摩滝11:42〜稜線12:50〜高杖スキー場登山口13:27(ゲレンデトップ)〜スキー場(白樺の湯)14:15

  会津田島に一番早く着く電車に乗り込む。
会津田島駅でトイレを済ませてからタクシーに乗り込む。
登山口までタクシーの運転手さんの楽しい話を聞きながら向かう。
林道に入って少し進むと道脇にちらほらと雪が残っている。この時期こんな低いところに雪があるとは予想していなかった。

 登山口で降ろしてもらう。
登山者カードを見ると、昨日の日付で入った人が結構いるらしいが、「積雪のため護摩滝で引き返した」とある。
これをみてモコモコさんは最初からスパッツをつける。準備体操をして支度を整ったところで出発。

最初は歩きやすい林道だ。
ずんどこ進むと林道が右に曲がり急に高度を上げるようになるところから登山道が分かれる。
登山道に入ると、笹が雪をかぶっていたりで、結構うっとうしくなる歩きだ。
最初はぐしゃぐちゃしていた道も沢に近づいて行くにつれて雪が目立つようになる。
登山道が少し沢から離れて高度を上げるところからは道が完全に雪に覆われているので、山人もスパッツを付けモコモコさんは手袋をすることに。

雪はついているがしっかり踏まれていて凍ったりしていないので歩きやすい。
このコースは途中から沢が登山道になっており、沢に下りると、足跡が完全になくなった。足の置き場になる岩には降った雪がそのまま残っている。足元が不安定なので落ちている枝を拾って杖にする。
護摩滝に着くともちろん水線通しはご勘弁だ。では水流沿いはどうかなとみると氷がはっていてこれも遠慮する。さらに横を見ると雪がべったり付いていた。

そこで巻き道をつかって護摩滝上に出る。
護摩滝の上は少し急なナメだ。通常なら特に問題はなさそうだが、積もった雪が融けているせいか水量が結構あり、足場にしようとするところは氷が張っている。
モコモコさんと杖で氷を割って落としながらそろそろと、ワンポイントで笹をつかんで慎重に進む。登山靴は滑るので怖い。しばらく進むと、ほとんど傾斜がないようなナメや岩盤上を歩くようになる。

あとは歩きやすいところを選んでいくと突然沢に笹が被ってくるところにでた。ここで雨具を着る。さらに本流を進もうとすると右岸から入る枝沢へ向かう指導標を見つけた。
枝沢に入ると、水は枯れているが両脇の笹に積もった雪が落ちていたのでときどき膝までもぐる。雨具を着込んでおいてよかった。

 沢から上がってしばらく進んで稜線にでた。
予定ではここから山頂を往復するつもりだったが、ガスで何も見えないのですぐに下山にかかる。
稜線にでてからはまたはっきりと足跡がでてきて登山道に積もった雪も良く踏まれていて歩きやすい。

ずんどこ進むとスキー場が見えてくる。
すぐに樹林帯に入り急下降するとゲレンデトップに飛び出る。
ここからはスキー場の作業道を下る。
作業道の上部はもうスキーできるのではないか(積雪量は極少なく板は傷つきそうだが)というくらいのところもある。

正面に薄く雪化粧した会津駒ケ岳を見ながらゲレンデを下って、バスの時刻を確認してから、すぐ近くにある入浴施設「白樺の湯」に飛び込む。ちょうどこの頃から雨が降り出してきたのでナイスなタイミングで降りてこられたことに喜んだ。

温泉は玄関を入ると畳2畳分のいすと自動販売機しかないが、脱衣所や浴室がきれいでなによりも冷えた体を温めることができて最高だった。
ゆっくり寛ぐ。そうしているうちに、バスが到着したので乗り込む。

バスの運転手さんはとても親切で乗り継ぎの電車の時刻も教えてくれた。
会津高原駅前のお土産屋さんで地酒「花泉」とおつまみを買い込んで、打ち上げをしつつ南会津を後にした。


登山道が雪に覆われている 沢を歩くようになる
ところどころ凍っている護摩滝 護摩滝上は傾斜があり、氷がはっていて少々緊張
この枝沢から稜線へ ゲレンデトップにある登山口


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