山域 |
吾妻連峰 |
コース |
西吾妻山 二十日平スキーツアー |
〜滑る歩く楽しいー二十日平を行く〜 |
日程 |
平成16年2月20日〜2月21日(前夜発日帰り) |
データ |
アプローチ
2/19 東京駅22:30(夜行バス)〜米沢営業所5:00
2/20 米沢駅8:05〜白布湯元駅8:45/9:00(ロープウェイ)
地形図25000:1 吾妻山
コースタイム
2月20日
天元台スキー場トップ10:15〜西吾妻山12:20/12:40〜二十日平15:00〜グランデコスキー場15:40
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2月20日
コースタイム;天元台スキー場トップ10:15〜西吾妻山12:20/12:40〜二十日平15:00〜グランデコスキー場15:40
お約束の夜行バスで一路米沢へ向かう。今回はハプニングもなく予定通りに米沢に到着した。寝ぼけた目をこすりながらバスから出る。米沢駅の待合室で時間まで待とうと思ったが、駅が閉まっている。覗いて電光掲示版を見てみると始発は6時台だ。とりあえず、暖かい場所を求めて辺りを見渡すとコンビニが駅前にあったので早速入る。駅が開くまで雑誌を読んだりしながら時間を潰すことにした。
6時近くなったので駅へ移動をする。駅の中には、ストーブがたかれていた。しかし、周りが囲われていないし、改札の扉が開いているので風がはいってきてスースーする。弱火でたかれているストーブにも腹が立つ。「早朝ぐらい、景気良く燃やしてほしい」と隣のおばさんが怒りを表していた。モコモコさんも不満を漏らしている。
3時間、待ちに待ってようやくバスの出発時間になった。白布湯元駅までは約40分の道のり、目をつむっていたらいたらいつの間にか寝てしまった。起きたらもう天元台だった。9:00発のロープウェイに乗り込むべく、列に並ぶ。一回で、全員乗せられないとのことで、我々は待つこと4分。降りてきたロープウェイに乗り込む。ロープウェイを降りて、待合室で準備をする。強風がビュービュー吹いている。ゲレンデ情報によると風速10〜15Mとのことだ。
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モコモコさんが快調に進む! |
リフトトップで登山届を提出する。今回はしっかり持ってきたシールを貼っていざ出発。天気がいので気持ちが良い。足取りも軽いはずだった・・・。15分ほど登ると
「ありゃ・・・」と思わず口に出てしまった。山人のシールが剥がれているではないか。先行しているモコモコさんに待ってもらい応急処置をする。すっかり雪が付いてしまって半分ぐらい剥がれている
。雪をはらって再び板に貼り付けようとしたが、駄目だった。ふふふ・・・。あらゆる条件を想定してそれに対応する。慌てず騒がず、それがゴルゴ山人!抜かりはないぜ!こういうときの為に今回からザックの中には予備のシールを入れているのだ。予備のシールを貼り付けていざ出発。
「あれっ?」張ったばかりのシールがいとも容易く剥がれた・・・。なんだか頭がカッカして叫びたくなる。もうなんなんだよ〜。再びモコモコさんにちょっと待ってコールをする。
いったん袋にしまったシールを再び引っ張り出す。もう一度やってみよう。再び貼って強く板に押し付けた。剥がれませんようにとおまじないを唱えながら・・・。恐る恐る、第一歩を踏み出す。ゆっくり登ってみる。なんとかなりそうだ。時間を無駄にしてしまった。でも付いて良かった。
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↑なだらかな東大巓とモコモコさん
ショック!シールが・・・ベローンです。→
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なんとか、稜線へ出ることができた。相変わらず風は強いが視界がいいので、安心できる。鞍部に滑り込み梵天岩へ向かう。登ると途中にスノーシューを履いて下ってくる一人の登山者に会う。「上は風が強いよ」と言われる。梵天岩で西吾妻山をバックに写真を撮る。
西大巓も脇から顔をのぞかせている。西吾妻山までは緩やかな登り、モンスターの迷路にはまらないように登る。山頂では、三脚を立てて写真を撮っている人がいた。疲れが出てきたので、風が強いがここでしばし休憩をする。しばらくすると、単独の男性がやってきて近くで休み始めた。
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雪原を進むモコモコさん! |
西吾妻山南東は樹林帯が少ない |
さて、いよいよ出陣だ。シールを外し山人が切り込む。滑り込んで一分ほどで「昨年となんか違うぞ!」ということに気づく。モンスターがあたり一面に群生しており、とてもまともに滑れる状態ではない。モコモコさんと相談し、東方向にトラバースをして、モンスター地帯からの脱出を試みる。樹林帯が邪魔していてトラバースも容易ではない。山頂で軽くしか食べていないのでイライラしてきた。
ここは腹を据えて一度、何か食べて体勢を整えることにする。おにぎりを食べて落ち着きを取り戻す。シールを付けてトラバースをすることにした。5分ほどで昨年滑った、開けた斜面に出た。山頂から滑り出す場合は、南東方向へ移動して滑ってきたほうが良く思える。再びシールを外し快適な斜面を滑る。
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西吾妻山から望む西大巓 |
快適な斜面だぞ! |
この山頂直下の斜面がたまらなく好きだ。樹林帯と衝突しないようにひたすら南に下る。雪質も、下るにつれて重く回しずらくなってきた。標高1550mあたりで一服する。しばらくすると、山頂であった単独の男性が降りてきた。腹ごしらえをして、ワックスを塗り、これからでてくる緩やかな斜面に備えることにした。地形図の標高1548mからやや急な斜面になり大きく斜滑降しながら標高を下げる。
ここで先ほどの男性を抜かす。昨年は間違えて、南西のほうに滑っていったので地形図を出して方向を確認する。ここから、斜度が落ち樹林帯も間隔が広くなり楽しい斜面になる。しかしながら、ポカポカ陽気のせいですっかり雪が重い。もうすこし、早い時期だったら最高だろうなーと思った。
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ようやくお手ごろな斜面が出できました。 |
二十日平を過ぎるとだんだん中ノ沢の横断箇所が気になりだす。熊らしき動物?の足跡があった。グランデコスキー場でゴンドラもスキーヤーも見える距離だ。モコモコさんがうまい横断箇所を見つけてくれたのでスムーズにグランデコスキー場に戻ることができた。
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スキー場までもう一息だ |
雪、まるまる、楽しいー |
15:40分にゲレンデに到着。16:15分の猪苗代駅行きのバスに乗れば、裏磐梯ロイヤルホテルで温泉で汗を流して帰れる。というプランを立てた。急いで着替えて板をしまう。なんとか、バスの出発時間に間に合った。バスの中でモコモコさんと「今日は土曜日だから日帰り温泉は無理かもしれないね」などと話した。
そんな会話をしていると裏磐梯ロイヤルホテルに到着。早速ロビーへ向かう。単刀直入に聞いてみることにした。「今日は日帰り入浴はできますか?」答えは恐れていたものだった。今日は宿泊客がいっぱいで入れないとのこと。うー残念。
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↑雪に埋もれていない場所もある
←雪が落ちると軽くなってうれしー |
気持ちを切り替えて、次の路線バスで猪苗代駅へ向かうことにした。バスの中では、腹が減ったので食べ物の会話をする。どこかいいところないかい?とモコモコさんに聞いてみる。すると「日帰り山スキー」に猪苗代駅前にある「かくだい食堂」のソースカツ丼がいいと紹介されていたとのこと。
食い意地が張っている我々は、猪苗代駅に着くやいなや「かくだい食堂」へ向かう。ソースカツ丼を注文しビールを飲みながら今回の山行を振り返る。ボリュームたっぷりでおいしくお腹も満足でした。また旅の楽しみが出来ました。
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