山域 |
越後 |
コース |
三国川黒又沢日向沢 |
〜ふと見つけた沢だけど楽しかった〜
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日程 |
平成15年9月23日(前夜発日帰り) |
データ |
アプローチ
東京20:12→越後湯沢21:23//21:38→六日町21:58//(タクシー約30分)十字峡
コースタイム
十字峡7:15〜日向沢出合7:45〜30m大滝上9:45〜樹林帯11:04〜登山道11:40〜十字峡13:00
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9月23日
コースタイム
十字峡7:15〜日向沢出合7:45〜30m大滝上9:45〜樹林帯11:04〜登山道11:40〜十字峡13:00
最初ゼニイレ沢の予定が関東地方の天気予報は余りよくない。そこでまたもや困ったときの茂倉谷を考えたが、新潟地方はいい天気になるらしいとのことで出発直前に日向沢へ変更した。
前夜のうちに十字峡まで入る。十字峡には立派な登山センターがあり、2階は協力金1,000円で宿泊できるようになっている(電気あり)。しかも布団(使用量500円)まである。
先客として、ここ1週間くらい利用しているのではないかと思われる不思議なおじさんが1人居ただけで静かでぐっすり眠れた。(我々はラジカセおじさんと勝手に命名した)
翌朝、着替えなどを十字峡にデポして出発。
中ノ岳登山口のコンクリート階段を少し上がると黒又沢の表示が置かれているので、そのまま階段を上がらずに左へと入るとすぐに踏み跡となる。
踏み跡はしっかりしている。大きな堰堤ダムのバックウオーターのあたりから沢へと降りる。
黒又沢の水は冷たいが、とても澄んでいて冷たさを忘れさせてくれるくらいだ。十字峡から30分で日向沢出合に着く。
ここで軽く朝食をとって出発。
出合は貧弱なように見えるが、やぶはすぐになくなり、ゴーロ小滝を越えと出合から15分ほどで左から支沢が入るとすぐに15m3段滝が現れ、左から登る。
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↑日向沢出合
15m3段滝→ |
滑りやすい5m二条滝を越え、小滝をどんどん越えると20m2段滝にたどり着いた。
正面のスラブ滝に気をとられ、1段目をそうとは気が付かずに写真もとらずに登ってしまった。2段目は左に曲がっていて、スラブ滝は枝沢であった。2段目は左壁を登った。小滝にゴーロでどんどん高度を上げていくと、スラブが見えるようになる。
とても大きなスラブで写真に収まらない。5m滝を左の草つきを巻いて越え、その後に出てくる滝も問題なく登ったり、巻くとしても小さく巻いていくと、この沢の最大の滝30m大滝に着いた。
大滝の前でしばらく写真撮影大会を開いて、大滝を登る。ガイドに上部が逆そうで悪いとあるのでザイルを出す。確かに落ち口への数mが少し悪く、そそうをすると下まで滑り台をしてしまいそうなので念のため1枚ハーケンを打ってからあがる。実際は比較的簡単に登れた。モコモコさんも嬉しそうである。滝上でザイルをしまっていると後続パーティー(十字峡で会った人達で、後にとてもお世話になる。)が追いついてきた。
大滝を越えるとすぐに左から支沢を合せ、核心は終わったとばかりにゴーロ、ゴーロ滝、トイ状滝、ナメ滝などでどんどん高度を上げる。途中ツッパリで登ったりと楽しみながら二俣になる。この二俣は日当たりが良かったので、休憩をとった後、右に入った。
二俣に入るとすぐに8mナメ滝があり、水流際を登った。
次の12m2段滝は右のブッシュの中を簡単に巻いた。このあたりにはナメ床が見られる。苔むした3m滝を登ると二俣状になる。左に入ってすぐに水涸れとなってしまい、伏流してるわけでもなさそうなので少し戻って水を汲んだ。
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←20m2段滝
(2段目)
→30m大滝
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水涸れした窪を忠実につめると樹林帯になる。30分ほどで登山道にひょっこり出る。
登山道は非常に歩きやすい。途中の展望を楽しみながら1時間20分ほどで十字峡に到着する。
着替えを済ませた後、ジュースで乾杯をしていると後続パーティーが降りてきた。これから野中のバス停まで1時間あまり歩かないといけないので十分に休憩し、バス停へ向けて出発する。30分くらい歩いたところで車がそばに止まって声をかけてくれた。後続の人達だった。豊富な話題の持ち主で、楽しいひと時を過ごさせてもらった。お陰でバス停にあっという間についたので、バスの時間まで昼寝をすることができた。ありがとうございました。
日向沢は、急遽行くことにした沢であるが、とても楽しむことができた。車を持つ人ならば、晴れた日にふらりと出かけるのもいいかもしれない。
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