山域 |
谷川連峰 |
コース |
ナルミズ沢 |
〜ナメナメナメでうれしいよ〜楽しいよ〜! |
日程 |
平成15年9月13日〜9月14日 |
データ |
地形図:茂倉岳
アプローチ:上野駅5:43〜高崎駅7:26/7:44〜水上駅8:48/9:00タクシーゲートまで9:40
コースタイム: 一日目: ウツボギ沢出合11:48〜大石沢出合12:55〜8m魚止滝13:45
二日目: 幕営地点10:00〜二俣10:30〜奥の二俣11:22〜稜線11:55〜J・P13:12
朝日岳〜13:30〜笠ヶ岳14:50〜土合駅17:45
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一日目
コースタイム:ウツボギ沢出合11:48〜大石沢出合12:55〜8m魚止滝13:45
前回のウツボギ沢に続いて癒しを求めてナルミズ沢に行ってきました。以前から気になっていた沢だ。というより三度目の挑戦でようやく念願かなった沢でもある。一回目は東黒沢から目指したが体力不足のため広川原で幕営してそのまま宝川温泉へ撤退!2回目は大石沢手前まで行ったが雨が激しく降って来たため登山道へ避難し幕営して次の日またもや宝川温泉へ向け撤退!!
そして今回が三度目である。水上駅からタクシーを使い宝川温泉奥の林道終点まで行く。何台か車が止めてありこれから出発しようとしているパーティーがいる。我々も、腹越しらえして出発することにする。天気は曇りでいまいち気が乗らないような感じだ。広川原までの道は、途中途中においしい水が出ており水筒入らずのうれしい登山道だ。ウツボギ沢を過ぎると淵や小滝が続く。調子に乗って、7m滝を登ろうとしたが途中で進退窮って滝を巻いてきたモコモコさんにお助け紐を出してもらいピンチを脱した。それからというもの、浮き足だっていた自分を戒め遡行に専念するようにした。
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ナメ滝 |
大石沢出合は幕営場所には最適で釣師や沢屋が幕を張っていた。予定では、我々もここに幕営して空身で次の日朝日岳まで行って出合に戻ってくる予定だったが、時間も早いので先に進むことにした。(結果的にこれが正解だった)そこから先も、ナメあり小滝ありでとても楽しい。大烏帽子山のデーンとした雄姿が見えてくるとますます気分も乗ってきた。天気も上々だ。魚止めの滝を越えると左岸に絶好に天場を発見した。そばには冷気を出すほど冷たい小沢が最高の水場を提供してくれていた。冷たくて手の感覚がなくなるほどだ。この小沢の上には雪渓が残っているのではないかと考えてしまうほどだ。
早速タープを張り、薪を集めて宴会の準備をする。焚き火の火がなかなか着かなかったがモコモコさんの努力によって安定した。夕食を食べて焚き火のそばで酒を飲む。至福の時間を過ごす。水を差すように雨がポツリ、ポツリと降ってきたので宴会はお開きになった。タープを低く張って雨に備えて寝ることにした。
二日目
コースタイム:幕営地点10:00〜二俣10:30〜奥の二俣11:22〜稜線11:55〜J・P13:12〜朝日岳〜13:30〜笠ヶ岳14:50〜土合駅17:45
気持ち良く寝ていると明け方強い風と雨が降ってきて目が覚めてしまった。しかし、高台に居るので明るくなるまで寝てようと再び寝ることにした。朝起きてみると、少し増水しているようだ。これからどうしようかとモコモコさんと相談することにした。とりあえず朝10時まで待って駄目そうだったら宝川温泉へ戻ろうということにした。朝食を取りながらのんびり待機していると、空もだんだんと明るくなり日差しも出てきた。下から3人パーティーが登ってきた。我々も急いで準備をして出発することにした。
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烏帽子山が見えた |
天気もよくなり青空まで見えてくるようになった。最高の沢日和だ。途中には雪渓が残っていたのでびっくりしてしまった。二俣には大人数が泊れそうな天場があった。薪集めには苦労しそうなところだ。でもなかない居場所である。二俣からはナメナメとこれまたうれしい沢登りが楽しめる。次第に両岸が低くなり草原になってきた。気持ちのよいところである。奥の二俣にもビバークした跡があった。ここまで、一日目で来れないこともないが薪集めが難しい、タープだと風通りが抜群に良すぎることが難点だな。でもとてもいい場所だ。奥の二俣を過ぎてもナメは続く。
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30mナメ滝 |
ナメは続くよどこまでも |
楽しかったナルミズ沢もフィナーレを迎える。草原に小さい地塘がポッカリとあり。心が洗われるような感覚になる。トンボが地塘に産卵していた。ジャンクションピークを越え朝日岳〜笠ヶ岳〜白毛門経由で土合に降り立った。ナルミズ沢は最高だったが下山が長いのが難点だ。それさえ除けば言うこと無しの沢だ。
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ツメは草原の最高のフィナーレ |
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