奥志賀
中津川支流雑魚川外ノ沢
〜思いがけない美渓を満喫〜
平成14年7月18日〜7月20日

アプローチ
:東京20:04〜長野21:49/22:24〜湯田中23:14

地形図25000:1: 切明・岩菅山

コースタイム
 1日目 7月18日
 湯田中6:05〜奥志賀寮前7:00〜外ノ沢出合11:00〜入渓点11:30入渓11:40〜二俣14:40〜泊場15:30
 2日目 7月19日
 泊場6:15〜40m3段大ナメ滝7:45〜登山道9:50〜一ノ瀬バス停14:00



1日目

湯田中6:05〜奥志賀寮前7:00〜外ノ沢出合11:00〜入渓点11:30入渓11:40〜二俣14:40〜泊場15:30

 海の日の連休を使い、外ノ沢へ行くことにした。車を持たないので、例によって前夜湯田中まで入って仮眠した。寝心地は良かったのだが、夜中に30分〜1時間おきに車が現れ、そのヘッドライトに何度も起こされてしまった。
 朝一番のバスにのり、切明方面への林道との分岐点である奥志賀寮前バス停で、「切明までは遠いぞ」との運転手さんのありがたい?言葉をもらって、バスを降りた。
 林道は概ね下りなので歩きやすいのだが、ひたすら歩いている脇をどんどん通り過ぎる車にうんざりした。

タクシーを使わなかったことを後悔した頃にようやく雑魚川へ下る道を発見した。入口には道が悪いため注意するように書かれていたが、よく踏まれていてなんの問題もなく取水口へ向かう釣橋まで降りられた。

釣橋から東電巡視路を外ノ沢方面へ歩く。巡視路はよく整備され、最近刈り払いされたらしくとても歩きやすかった。やがて外ノ沢出合に着いたが、時間短縮のためここではなく取水口から入渓した。

 入渓してすぐに釜を持った6滝ナメ滝が現れた。その後もきれいな淵をなんなく過ぎていくと、沢が右へ曲がるところに10m大滝がかかっていた。登れるらしいが、時間をかけたくないので、少し戻った左岸から巻いた。

熊沢出会いまでもきれいな滝が続いた。どれも問題なく登れ、7m滝や5m2段滝などの登れない滝も簡単に巻けた。熊沢からは開けたナメやナメ滝が出てきて、とても気持ちが良かった。しかし、モコモコさんは、いつでも写真を取れるようにと手にもっていたのが災いして、なんでもないところでスリップしてカメラを水没させてしまった(翌日まで使用不能となった)。

ナメ滝のハイライトというべき40m大ナメ滝を越えるとすぐに二俣となり、ここからはビバーク地点を探しながら遡行した。
二俣から30分ほどのところ右岸に良い場所があり、しかも前に泊まった人が集めた薪がまだ残っていたので、ありがたく使わせてもらうことにした。お陰で、夕方ガスがでてきたが、雨に降られることもなく快適に過ごすことができた。


6mナメ滝 7m滝


2日目
コースタイム
泊場6:15〜40m3段大ナメ滝7:45〜登山道9:50〜一ノ瀬バス停14:00


天気がいいため、いつもより早くに出発した。
遡行図によると出発してまもなく伏流するように書かれていたが、数日前の台風とその後の大雨の影響か、一箇所も伏流したところはなかった。しかしガイド通り、ゴーロ歩きの急登には手を焼いた。白樺林に入り、だいぶ標高をあげただろうと思った頃にようやくゴーロが終りナメ滝が出てき始め、40m3段大ナメ滝に突入した。傾斜は結構あるが、フリクションがきくので楽しんで登れた。このまま登山道まで行ってほしいと願うが、いよいよ水が涸れ、根曲がり竹のヤブに突入した。

根曲がり竹のその名の通り、下向きに映えているため時々鼻に突き刺さりそうになった。モコモコさんは苦労しているらしく、遅れがちになる。数mも離れるとお互いが全く見えなくなるため不安になるのかコールをかけてきた。30分のヤブこきで登山道に転がり出た。
装備を解き、後は所々湿原が出現する登山道をのんびり下山するだけと思っていたが、岩菅山からは沢山の登山者が現れ、小汚い格好をした我々は場違いの場所にきてしまったようで逃げるように降りた。

40m3段大ナメ滝 笹をこいで登山道へ
どんどん高度を稼ぐ

アプローチの林道歩きと最後の根曲がり竹には手を焼いたが、もう一度行きたいと思った沢だった。

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