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ミルククラウンの撮影に挑戦してみた


赤矢印が指しているイラストがミルククラウンだ。


牛乳などを一滴落としたときに、一瞬できる形が王冠に似ているからそう呼ばれるらしい。
その形を保っていられる時間は非常に短いらしく、
ネットでいろいろ調べると完璧に撮影できている人はなにやら難しそうな装置を使っているようだった。

僕にはそのような装置を作る頭脳も資金も無いので
打てる手といえば… “数打ちゃ当たるだろう作戦” だー!!

とは言ったものの、できるだけの工夫はする。
まずカメラは三脚に固定。
レンズは一番近くに寄れる単焦点レンズを使用することにする。
(もちろんマクロレンズなど持っていない。)
そして、スピードライト(天井バウンス使用)の短い発光時間を利用して撮影することにした。

暗くするため、絞りはF8(被写界深度も稼げるしちょうどイイ)
ISOも基準感度のままでいく。
シャッタースピードはスピードライトの発光時間を利用するため、どうでもいい。
ミルクの滴下装置は無い。なので手持ちでスポイトを使用する。
そしてリモコンを使ってシャッターを切る。

前置きが長くなりすぎましたが…
カメラのセッティングが終わったのでそろそろいきまーす。





って あれ? おーい 牛乳がありませんよー(涙)
いつも有るのに…

なんでも粘度のある“飲むヨーグルト”などが成功しやすいとはネットに書いてあったが、
まさか牛乳すら無いとは。

しかし、練乳を発見!
こいつをお湯に溶かして実験スタート
そんなんでいいのかコレ?





ポトン・カシャ

ほよよーん…

何ぃ? 落ちたのを確認してからシャッターを切ったのでは手遅れ…だと?


まてまて、ほんのわずかな誤差のハズだ


僕の反射神経を試しているんですね?
受けてたちましょう。
悪いけど反射神経は自信あるよ。


“シズクが落ちたらすぐリモコンを押す”という“感覚”でやってみたが…
もっと繊細な判断をする必要がある。
それはこうだ…
“シズクがスポイトから離れた瞬間リモコンを押す”という“感覚”に変更!


ポト・カシャ

誰ですかレンコン置いたのー(涙)
今ミルククラウン撮ってるんですけどー(涙)


いや、わかってる。
これはクラウンができた後の祭りだってことを…
まだ タイミングが遅いのだ。

カメラのレリーズタイムラグだって0.1秒以下だもん。
撮れないような反応速度じゃないハズ。

クラウンができている時間は一瞬… いや、刹那というべきか。
それをタイミングを取る装置も無しに撮ろうとしているのだ。
ふん、簡単に撮れてしまっては逆に困るわい。
もう少し腕を高く上げることで数十〜数百分の1秒の時間をかせぐー

ハマってキターーーーー!



ポト・カシャ

おしいっ わずかに遅かったか? ん? 早かったのか?


ポト・カシャ

あらまぁ 早すぎたー、まったくハズしたが、シズクが着水(着乳)しようとする瞬間が撮れた。
これはこれでなんかイイ!


ポト・カシャ



ポト・カシャ

ナメクジできましたー(涙)
もしかしてタイミングバッチリでしたかぁ?

滴下装置に気を使うべきであった。
カメラは三脚に固定しているものの、一方の手はスポイト、
もう一方の手にはリモコンをかまえ、
視線はスポイトの先っちょを凝視。
これで正確にお皿の中心に落とすことなど…

で・できるのか?





ポト・カシャ

びよーーーん(涙)


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