私の絵柄は古いんじゃないかと割に深刻悩み始めて早幾年。


これは、



の○じ先生の絵はマジで可愛いな! ああ言う絵柄になりたいぜ!!


――と、ばかりに絵柄改革に勤しんだ、とある一人の人間の物語である。



















 

 

いわゆる流行りの萌え絵にするにはどうするか?



・ 目を大きく
・ 瞳のハイライトは多めに
・ 目の下(説明難しい)は小さめに
・ 鼻を小さく
・ 輪郭を多少幼く
・ 肩幅も小さいな
・ アホ毛は必須だよコレ!
・ ポーズ!ポーズも大事じゃね?!



エ○ゲの公式サイトを見ながらそう思った男は、一人頷いて旅立った。









とりあえず千紗で。
ビフォーである普段の絵柄はこちら


………。



あんまり普段と、変わっていない。




普段からもう萌え絵だったのか? 否、それだけは断じて無い。



では何故いつもと変わり映えがしないのだろう……。
男は、考えた。



「色を……塗ってみたらどうだろう……?」











・ フワフワポワポワした色なら可愛くなるだろう
・ 明度を高めにしてみよう
・ 普段の肌は黄色がベースだが、これは萌え絵だ。ピンクベースにしてみよう

・ 隊長!目が死んでいます!
・ チッ、あのヤロウいつもの塗り方が抜けなかったな?!……ホワイトだ!ホワイトを散らせ!!
・ 最終手段だ!魔法少女という設定を付与するんだ!!お供の小動物に影十郎を付けろ!!
・ 隊長ダメです!努力が現実になりません!!!隊長――!!!!!







【 結 論 】

もう……何も言うな……。