■高村影十郎 19〜20歳 鷹村目貫(めぬき)衆、現頭目の弟。(正しくは従弟) 高村は代々目貫衆の頭目を務める上忍家なので名字有り。ただし影十郎は次男なので家督相続等は一切無し。 頭目の弟として補佐的役割に就いている――と言うよりは、実質的に色々とパシリ(雑用)に使われている。 里の若手の中では実力者(一応)。 千紗とは幼馴染。 幼い頃に嫁になれと千紗と約束したのだが、本人があんまり覚えていないのが少し悲しい。しかし深刻には気にしていない。 ■鷹村(たかむら): 地名。影十郎たちの住む隠れ里。 ■目貫衆(めぬきしゅう): 過去、当時の頭目が権力者の前で、空を往く鷹の眼球部分だけを弓で見事射抜いてみせた事からその名がついた。 諜報活動よりも戦での戦闘活動を主に請ける『戦忍(いくさしのび)』の集団。 決まった主を持たず、周囲の領国からの依頼と報酬により、戦場に馳せ参ずる。 ■三島千紗 16〜17歳 地元の有力領主・三島家の姫。 実の両親や兄達は家内の勢力争いにて死去。現在は当主となった叔父一族と暮らすも、人望の篤かった先代の遺した一人娘という理由で疎まれている為、あまり良い扱いではない。 本来ならとっくの昔に他国へ嫁いでいなければいけない年頃だが、下手に千紗を嫁に出せば、千紗の母方の実家(敵対中)が攻め込んで来る為、千紗は半ば人質のような形で三島家に留め置かれている。(千紗の母親(先代三島当主の正室)も元は人質) 母方の祖父は徳川方譜代大名の有力家臣で、三島家は元々は豊臣勢力寄り。 千紗の祖父が徳川方だったお陰で、関ヶ原以降も三島家は何とか存続しているが、徳川が天下を取った世では、土壇場で寝返ったとは言え豊臣側だった三島家は不要の家。 人質である千紗がこの地から居なくなれば即時開戦になってもおかしくない状況。なので不用意に逃げ出せない(影十郎の所へ行けない)。 ただし、千紗が居ても居なくても、孫程度と実家側が見限ればすぐにでも開戦してしまう危険性はある。 影十郎とは幼馴染。 幼い頃に影十郎の嫁になると約束したのだが(※影十郎 談)あんまり覚えていない。 でもお嫁になれるならなりたいなと思っている。 口に出すと押し倒されるので滅多に言わないが。 こういう設定の話が大好きなんですが、でも4コマはこんな設定とは一切無関係な所で描かれていますよと言う事で。 |