仙石さんに思いっきり喘いで欲しい。

Twelve T.O.

 

銀座の中心で愛を叫ぶ

 

最後の筆の贈り物


「おれ、先任伍長のこのタッチ、好きです」
 いつの間に近付いていたのか、後ろから行が手をのばして絵を指さしてきた。
 驚いて振り向いた仙石は、その目線とぶつかって、また慌ててスケッチブックに向き直る羽目になった。
「……お前のタッチを真似てみたんだ」
(05/8/15 印度)
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