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斗の湯 masanoyu
横須賀市佐野町1−7
046-851-0983
00:00?-00:00?
定休?、番台

 



訪問記 【2009.2.11】

斗の湯。衣笠駅から税務署周り横須賀駅行き(これが最もマインの1番で、頻繁に来る)の乗って佐野2丁目下車。その少し手前左側にスーパー銭湯「のぼり雲」確認。斗の湯は見事な唐破風の瓦屋根一軒家銭湯。川崎が唐破風の南限と思っていたが、遠く離れた横須賀に見事な唐破風銭湯があることに驚き(横浜にはないと思うのだが・・・)。


横須賀の銭湯は観音開きのような「ハ」の字の入り口があって中に入って番台の横に下足箱があることが多いが、ここは玄関の構造も東京風。正面に大きな福助のタイル絵が出迎えてくれる。下足錠は富士錠。中に入ると左手に番台。これがえらく低くてほとんど普通のデスクの高さ。その前にカーテンを寄せて仕切ってあるものの、向こうのソファーに腰掛けているおばさんが普通に見える。覚えているものから順にレポート。体重計は大きなアナログ体重計で、下に「TANAKAYA」と書いてある。タナカと同じなのだろうか?謎。多くの横須賀銭湯では乱れ籠が現役でロッカーがなかったりするが、ここにはしっかりロッカーあり。男女境も見慣れた鏡壁。


浴室へ。島カラン1列(鏡もシャワーもなし)。カランは比較的多くあるほうで、6−5−5−6だったかな。男女境の3服のタイル絵があるのだが、残念ながら剥げてしまっていて、絵のほとんど見えない。一番奥は兼六園のような・・・。ペンキ絵も変わっていて、犬吠崎だったかな、海に突き出た灯台のようなものが描かれている。。


浴槽は古典的な浅湯と深湯で、深湯に背ジェット2条、浅湯は赤く水中ライトアップされていてバイブラ。浴槽淵などにマーブルグリーンのタイルが貼られている。カランはお湯が和栗の赤玉なのに水は湯マークの碁盤状水色。桶はケロリン黄(大)で、椅子は緑M字(小)。カラン上のタイルにマジョルカタイルが帯状に貼られている。天井は東京2段型。そうそう、ペンキ絵下には立派な鯉と金魚のタイル絵(章仙の銘あり)があった。


というわけで今回入った横須賀銭湯の中ではもっとも東京銭湯スタイルに近い銭湯。鯉のタイル絵とマジョルカタイル、マーブルグリーンのタ縁取りタイルなどが見どころかな。そしてもちろん唐破風の外観。いい銭湯だ。掃除も行き届いている。比較的若い女将さんが切り盛りしていた。

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