横浜天然温泉
くさつ

【2005.7.9】  
銭湯の内部を見る
横浜天然温泉くさつ
横浜市南区井土ヶ谷上町21−29
045-741-2416
12:00-23:00、土日祝は10:00-、月曜休(祝日は翌日休)、フロント。

京浜急行本線井土ヶ谷駅下車、徒歩5分。
http://www.1126.jp/kusatu/

コメント:
マンションビルの1、2階部分が銭湯となっているが、通りに面した一面は全面的に銭湯の趣にしてある。かつては九谷焼のタイル絵が散りばめられた伝統的なレトロ銭湯だったのだが、全面的に建て替えてリニューアルオープンしたのだ。正面玄関を入ると正面踊り場がすべて下足箱のある履き替えスペースとなっており、左手のエレベーターで2階に上がる。玄関脇の壁のところにかつて銭湯の正面に飾られていたと思われる九谷焼の宝船(草津湯と書かれている)が残されているのがうれしい。さて、2階で降りると左手にフロント、それに続く部分が簡易食堂のカウンターになっており、うどん類などの軽食が食べられる様子。入浴券・食券は自動販売機で、牛乳を飲むのもチケットで。右手の左右が男女別々の入り口になっているが、日替わりで入れ替わる(奇数日は男性が左側の檜風呂で、女性が右側の岩風呂側)。
下足錠のシリンダ錠と交換に渡されたロッカー錠の番号から自分のロッカーを探す。島状に並ぶロッカーはスポーツジム風。それでも一角にYAMATOのアナログ体重計が残されているあたり、やはり銭湯ベースであることが伺われる。いよいよ浴室に入ると横向きに右手に島カラン、その右奥には今度は立て方向に島カランと壁カラン(カランの配置は6-6-3-6-6)がある。右手前には立ちシャワーブース2基、その奥に黒湯の源泉100%の水風呂があって、突き当りが別料金の湿式サウナとなっている。そしてサウナの左隣に外気風呂である檜風呂(白湯だが檜の香りが漂う)への通路がある。
今度は浴室の左側部分。手前から白湯のジャグジー風呂、黒湯のバイブラ湯、そしてその奥に最大のスペースの白湯の浅湯があって、横向きに2点ボディージェット1基と8点ジェット付きの座湯2基、最後に電気風呂のいわゆる「いろもの」が並んでいる。湯温は黒湯が一番熱めで43℃ぐらいで、白湯は42℃ぐらいに調節しておる。なんといっても20℃に冷やされている黒湯100%の水風呂が気持ちがいい。黒湯の濃さはかなりなものでぬめっとした感覚と独特の匂いがいかにも温泉であることを感じさせてくれる。
というわけで、新生「くさつ」湯は黒湯の良さと新たに設けられた檜風呂、岩風呂で温泉のお湯自体の醍醐味を満喫できる充実銭湯だ。ビジュアル的な楽しみがないのが、レトロファンとしてはちょっと寂しい感じはするけれども。。


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