訪問記 【2008.9.9】
川崎市のレトロ銭湯の日の出湯を見に行ったら分譲戸建て住宅に変わってしまっていてショックを受けた直後、すぐ傍に銭湯の煙突が見えているではないか。あ
れ???ということで近づいてみたら市の湯という瓦屋根のきれいな銭湯だった。平入りの一軒家銭湯で、玄関周りはこじんまりと綺麗に改装されている。玄関前には直接車が入れられるスペースが3台ほどあり。
中に入ってみて分かったが、ここは川崎市ではなくて横浜市鶴見区1の銭湯だった。そうとも知らず、川崎の銭湯マップありませんか?とご主人に尋ねたら「もうない」とのお答え。川崎ではないとの訂正なく
・・・?、聞き逃したのか、あえて言わなかったのか・・・ 。
脱衣場は(確か)格天井(だったかな)で、低いフロント形式の番台、TANAKA の大型アナログ体重計あり。で、ここで目を見張るのが、脱衣場上にずらっと歴代横綱の色紙が飾られている。特に北の海のものには「市の湯さんへ」と描いてある。親父さんに聞いてみたら、後援会に入っているという熱の入れようだ。
早速洗い場へ。浴室全体にビジュアル等はなく、正面壁は凸凹化粧タイルになっている。ヨットとかもめの柄タイルが点々と貼り付けられたシンプルな壁だ。浴槽やカラン周りなどは新しいタイルに張り替えられていた
。
カランは2列でその配置は5-6-6-7、立ちシャワーブース3基、浴槽は左からバイブラの浅湯、6点ジェットの座湯2基、漢方系の薬湯の深湯(湯温はどれも42℃強)。カランは6角茶色、ケロリン桶と普及型椅子。
というわけで、横浜市は鶴見区の最北にある市の湯は、こじんまりと綺麗な一軒家銭湯で、脱衣場も清潔な感じの優良銭湯だった。なんといっても脱衣場の歴代横綱の色紙が並べられているのが印象的。
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