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ほったらかし温泉、こっちの湯 山梨県山梨市矢坪1669−18 0553-23-1526 日の出1時間前-22:00、年中無休、フロント。 http://www.hottarakashi.com/ 大人:600円、小人(0歳〜小学6年生):400円 アクセス:JR中央本線新宿駅から特急で約90分、山梨市駅下車、車で10分。中央自動車道の勝沼I.Cからなら約25分。笛吹川フルーツ公園内を通り抜けて、道成りに山を登りきったところ。 山梨県笛吹川フルーツ公園: http://www.fuefukigawafp.or.jp/top/fp-top.html 赤松の湯ぷくぷく: http://www.akamatsunoyu-pukupuku.com/ コメント: 甲府盆地の夜景は「夜景倶楽部」が認定した「新日本三大夜景」の一つに挙げられている(ちなみに他の2つは奈良の若草山とからの奈良市街の夜景、北九州の皿倉山からの北九州市街全体の夜景)。 新しい源泉は深度1500mの深層の破砕帯から湧出しており、 PH値は10.1と極めて高く、淡黄褐色澄明。あっちの湯は全て新源泉、こっちの湯は新旧二つの源泉が楽しめる(岩の露天風呂:新源泉、内湯及び檜の露天風呂:従来のPH9.68無色透明の源泉)。 ここは車でなければ到底行き着けるところではないような山の上にある大自然に囲まれた、それこそ天然温泉といえる入浴施設だ。なお、アクセスで要注意なことは、カーナビに従って進んでいくと全然違うところに持っていかれてしまうということ(そのことの注意書きの看板が近辺に立ち並んでいる)。とにかく笛吹川フルーツ公園を目指し、この公園内にを走る1本道をひたすら登っていてけば到着する(看板もいっぱいあり)。だんだんに施設の規模を拡大していっているようで、しかも最初はプレハブや鉄パイプがむき出しになっていたりしたそうだし、入浴露天スペースと周辺の境の壁も動物園の壁のようで、「サファリーパーク」と言った趣。それでも今では結構、設備の充実度が高まってきていて、中に入ればなかなかゴージャスな感じがして、決してほったらかしの荒野の温泉というわけではない。 最近値上げして500円から600円になって、いよいよ銭湯系の上を行く、スーパー銭湯級の温浴施設に格上げという感じだが、シャンプー、リンスなども揃っていて、何不自由なく利用できる。ただし、こっちの湯とあっちの湯は別料金なので、どちらか片方にしか入る人はいないような気がするが、半日がかりなら休んでもう片方というのもあり得る。外に野外ステージもしくは海の家のような屋根付きの休憩場があり、展望台や売店もあって、それなりに時間をつぶすことは出来る。 玄関から暖簾をくぐって中に入ると、もうそこは脱衣場。仕切り壁で左右のスペースに区切られていて、左側が洗面台のある化粧スペース、右側が左右にロッカーが並ぶ脱衣スペース(片側は100円消費形式のコインロッカーとなっている)。ガラス戸から外へ出るといきなり露天スペース。少し歩いて左奥に行くと地中に埋まった感じの木枠の四角い露天風呂がある。2槽が繋がっていて、左がぬる湯(42℃弱)、右が熱湯(43℃ぐらい)となっている。ここのお湯は無色無臭のアルカリ性単純泉(源泉は32℃)のあっさりした感じのお湯だ。 その露天の左手前に内風呂のある掘っ立て小屋がる。小屋の外側(露天風呂の手前)にもカランが5-6基並んだ洗い場があるのがユニーク。中に入ると両側にやはり5-6基のカラン(ホース付きのモダンカラン、シャンプー、リンス、石鹸付き)があって、突き当たりにやはり木枠の1槽の四角い浴槽あり。この野外スペースからさらに石の階段から下に降りていくと、下段に巨大な露天池風呂がある。周囲を岩や横たわった巨木などに囲まれており、ほんとうに大自然の中の自然の温泉という感じに作られている。一角には小さな滝も作られており、また季節柄、周辺が咲き乱れるコスモスに囲まれており、霧に咽ぶ不思議な空間となっていた。この日は生憎の小雨模様で、富士山を望む甲府盆地の絶景は片鱗すら覗うことが出来なかったが、それとはまた違った幻想のような世界を満喫できた。 というわけで、ほったらかし温泉・こっちの湯は、大自然に囲まれて、そのときの天候や昼・夜の違いによりいろいろな景色を醸し出してくれると思われる七変化の万華鏡天然温泉だ。そんなわけで何度も訪れてみたいし、もちろんあっちの湯にも入ってみたいものだ。 。 |
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