桃仙浴場

【2004.5.4】  
桃仙浴場
豊島区西池袋3−7−3
03-3981-6635
15:00-23:00 
月曜休、フロント。
池袋駅西口に下りる。駅前広場を南よりに回ってとにかくメトロポリタンホテルの方へ向かう。信号のある道路を南下していけば、ホテルを過ぎて池袋警察署もしくは消防署のある交差点に出る。ここの細い路地を右折、突き当りを左折してしばらく進めば右側にある。駅から7分の記載だが、駅構内を抜けるのに結構時間がかかるので、全体で10分ぐらいか。


コメント:5月の連休も後半で午後から雨。こんな日の夜は温泉に限ると出先の浅草で蛇骨湯に向かうも運悪く定休日。仕方なく浅草観音温泉に向かったが今度は夕方6時でもう閉店。こうなると意地でも温泉に入りたくなって、銭湯マップを調べまくる。で、池袋駅から歩いて行けるところに桃仙浴場という温泉銭湯発見。で、実際に行ってみると地図で見るよりは結構距離があって、到着した時には傘もなくて濡れ鼠状態になってしまったが、営業中でよかった。
桃仙浴場の外観はビル銭湯の1階という感じ。横の入り口から入ると正面に小さなフロント(パチンコの景品交換所のようだ)。左右の暖簾を潜ったところがすぐ脱衣場で、暖簾がパラパラすると結構丸見え状態では?脱衣場の中は狭いスペースながらベンチやら奥に洗面台やらが備え付けられている。驚くことに階段があって、上に昇ってみたら中二階の小さな休憩所となっていた。狭いスペースをめいっぱい有効利用している感じ。
さて、浴室へ。正面の手の届きそうなところに横向きに3つの浴槽が並んでいる。つまり浴室もかなり狭くて、これは千代田区のバン・ドゥーシュに次ぐ小ささか?カランは壁際に2-5-2と配置されているほかに右手に6角形の柱状の島カランがあって、カラン5つが取り付けられている。湯量・湯温は良好。浴槽は左から2点ジェット・樽型10点ジェットのある白湯の浅湯、中央に水枕付きの寝湯、そして右端が待望の温泉浴槽。ところが予想に反して東京特有の黒湯ではなくて、黄銅色に近い茶褐色の鉄湯。これはすばらしいと思わず感嘆。色具合からしても相当温泉力がありそうだ(実際、後で外に出たときもいつまでも体がポカポカで汗が引かなかった)。最後にビジュアルだが、両サイドの壁の上に結構立派なタイル絵がある。特に左手のタイル絵は横たわる裸婦を描いているのだが、結構忠実な肌色を使っているせいか何だかリアルな感じがする。右手のは南国風の景色だったような。
そんなわけで、狭いながらもいろいろと取り揃えてあり、珍しくも茶褐色鉄湯のコンパクトな銭湯だ。
[2004.6.25:外観写真追加挿入]

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