六竜鉱泉

【2003.1.11】  
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六竜鉱泉
台東区池の端3−4−20
03-3821-3826
15:30-23:00、月曜休、番台。
営団地下鉄千代田線根津駅の2番出口で下車して不忍通りを信号で渡る。渡った後の左側の小さな路地(角はクリーニング屋さん)の方を突き当たるまで直進して行く(突き当たりの左側はガソリンスタンド)。ここを右折して進むと信号のある変則の3差路に出る。左前方はもう上野動物園の一角だ。信号を過ぎてすぐの右側にある松月庵という蕎麦屋さんの角を右折してすぐの右側。駅から5分。


コメント:建物全体の外観は大きな住宅といった趣で、玄関部分だけに大きな唐破風屋根のある入り口が顔を覗かせているといった感じだ。玄関回りの引き戸などはレトロで趣のあるものだ。中に入って番台は典型的な作りのもので、料金を払うときに女湯側が見えそうになって気を使う。格天井ではないものの古い素材の木枠が廻らされていて、レトロな3枚羽の扇風機がぶら下がっている。しっかりした池付きの庭があり、縁側に出ることもできる。島ロッカーの後ろにテーブルと椅子もあって、広々とした脱衣場だ。洗い場との境の壁上のガラスに六竜鉱泉と入れてあるのがなかなかお洒落だ。洗い場も比較的大きくてゆったりとしている。島カランは2列並んでいるものの1列は片側カランで、カランの配置は外側の壁側から8-7-7-7-9で、両側の壁側のみがシャワー付きだ。立ちシャワーブースはない。タイルはすべて古いままで、床のタイルも昔ながらの白色の四角いタイルだ。シャワーの湯量がやや弱めだがカランの湯温・湯量はともに良好。さて、正面の壁は珍しく大きな四角いタイルのモザイク画で、それはそれは見事なものだ。描かれているのはアーチ状の陸橋と満開の桜の森だ。男女境の壁にある細かい四角タイルによるモザイク画は洋風の湖水の風景だ。上を見上げると蛍光灯を飾る鉄枠が見事なデザインをしている。浴槽は古典的な浅湯(床バブルあり)と深湯の2槽で、何と言っても効能あらたかな黒湯の温泉だ。湯温は深湯が48℃を指しており、誰も入る人がいない。10秒ほど浸かってみたが、風呂から出た後で転げまわりたくなるほどじんじんぴりぴりとくる。浅湯の湯温は44℃ぐらいとみたが、多くの人が水でうめまくっている。とにかく体が温まるレトロな天然温泉だ。ぬるい温泉にゆっくり浸かりたい人には向かない(覚悟を決めてがんがんうめれば不可能ではないが・・・)。

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