三筋湯


【2004.12.25】  
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三筋湯
台東区三筋2−13−2
03-3851-2683
15:00-24:00、月曜休、番台。
都営地下鉄線の蔵前駅を降りたら国際通りを南下。はじめの大き目の通りを右折、しばらく進んで次は2つ目の大き目の通りを右折した左側。駅から5−8分ぐらい。


コメント:クリスマスに伝統的なレトロ銭湯の三筋湯へ。外観は典型的な小ぶりな千鳥破風のある昔ながらの銭湯だ。自動販売機もなく、昔ながらの玄関周りの景観が残されているところが今となっては珍しい。玄関を入ると正面に九谷の名の入ったタイル絵があり、傘縦でちょっと見えにくいのが残念だが、松ノ木の手前で休む孔雀が描かれている。下足錠はなんと東京では珍しい鶴亀。
脱衣場に入ると左手に番台、上を見上げるとベージュに塗られた折り返し付きの格天井があり、島ロッカーは縦に1列、アナログ体重計はYAMATOのもの。。脱衣場をL字に囲むように配されている岩で囲まれた庭がまったく見事なもので、池の中央の傘電灯からは水が流れ落ち、その周囲を見事な錦鯉が泳ぎまわっている。
さて、洗い場に入ると驚いたことに脱衣場の岩を配した庭が右手横いっぱいにも広がっており、さらには正面の浴槽の周囲まで同じ岩山でぐるりと覆われているのである。さらに右手の壁際壁下の部分は全面ガラスになっており、庭の水槽池を泳ぐ無数の金魚(おそらく50匹かいる?)を横から鑑賞できるようになっているのだ。カラン周りや床、浴槽のタイルなどは近代的な真新しいものにすべて張りかえられていて気持ちがいい。で、浴槽は左から横向きのビッグジェット、浅湯に2点ジェットが3本取り付けられ、右端の岩山の麓から水が湧き出していて、その手前が水中からライトアップされたバイブラ湯となっている。湯温は平均的な42℃ぐらい。そして、正面上にはちゃんと早川師の手によるペンキ絵(北海道、銀河ノ滝、15年10月6日と書かれている)もある。カランの配置は5-6-6-4?でたちシャワーブース2基あり。
そんなわけで、外から見ただけではわからない、意外なほど中がゴージャスな、それでいて昔ながらのテーストがよく残されている和洋折衷、新旧折衷のレトロ銭湯だ。

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