寿湯


【2004.5.12】  
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寿湯
台東区東上野5−4−17
03-3844-8886
15:00-24:30、第2、4金曜休、フロント。
地下鉄銀座線稲荷町駅で下車し、3番出口から出るといい。浅草通りと清洲橋通りの交差点だが、この清洲橋通りを北上して2つ目の交差点(初めの信号のある交差点)を左折してすぐの左側。駅から2分。なお、1つ目の交差点の左角から左に広がっているのが「同潤会上野下アパート」で、寿湯とは背中合わせに建っている。


コメント:数ある銭湯の中でもなかなか立派な家構えの銭湯。脱衣場上の窓を横いっぱいに大きく造ってあるので、外からでも高いところに張り巡らされた脱衣場の格天井がよく見える。屋根などの昔の構造を残すようにきれいに改装されていて、瓦の代わりにトタン張りになった唐破風と見事な懸魚がある。玄関の位置は少し左にずらされていて、踊り場の上の正面に見える下駄箱も真新しくて気持ちがいい。フロントから縦に広がるロビースペースも明るくてリラックスできるスペースとなっている。
さて、左右の暖簾をくぐって脱衣場へ。ロビースペースに場所をとられてやや狭苦しいが、天井だけは男女ロビー共通に広がっているので上を見上げれば伸び伸びしている。右横の外側にサウナ(洗い場の右横)から出てこられるようになっている岩水風呂があるのだが、庭の一部を形成していてちょっと見は庭の池と勘違いしてしまう。というよりは一石二鳥で十分池になっている。ちゃんとライトアップもされていてなかなか快適な空間だ。この水風呂脇の滝受けに黄色い桶が使われているあたりが、さすが銭湯というところ。
さて、洗い場へ。横に広くて短い島カラン2列、左に立ちシャワー1基。右横にサウナ室があって、水風呂へ続く出入り口あり。カランの配置は5-4-4-4-4-4で、カランのお湯は熱いくらいで、すべてシャワー付き。正面には2日後に描き換え予定のペンキ絵(実はこれが見たくて本日来訪)。奥多摩と書いてあって、山間から流れる渓流(女湯側は富士山)が描かれている(おそらく中島師のもの)。浴槽は左から深湯、浅湯(2点ジェット2基、湯温42℃)、そして水枕付きの寝湯2基(湯温40℃)。タイル等はきれいに改装されていて気持ちがいい。
ところで、この銭湯の裏手が有名な同潤会上野下アパートがあり、寿湯はこのアパートと共に昭和を生きてきた東京型の巨大銭湯。なお、銭湯のオリジナルホームページも開設していて元気いっぱいの優等生銭湯だ。

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