|
内部の写真を見る |
松の湯 台東区東上野3−12−7 03-3832-3668 15:30-23:30、日曜休→廃業(2007年9月?)、番台。 JR上野駅の入谷口で降りたら南に進んで、モニュメントなどが建っている2階部分にある広場に出る。ここから東に階段またはエスカレーターで大通りを渡って降りる。すぐ前の路地をそのまま東に少し進んだ右側角にある。駅から5分。地下鉄銀座線の稲荷町駅からだったら清澄橋通りを少し南下して2つ目の路地をまっすぐ西に進んでしばらく行った左側。7分ぐらいか。 コメント:かつて昼間に訪れたときはシャッターが開いているのになんだか薄暗かったので、妙な状態だと思ったのだが、実はここの入り口はとても変わっていて、踊り場から左右の男女別々の入り口から土足で中に入るのだ。すると脱衣場の手前に下足箱があって、脱衣場とは島ロッカーで区切られているだけなのだ。で、上に上がってから番台で料金を払う。この形式は九州などで見られるタイプで、東京ではとても珍しいと思う。外観の屋根もトタン葺なのだが、そこはかとない渋い感じが漂っている。玄関上の電球もいい。脱衣場はこじんまりとしていて、オレンジ色の島ロッカーの扉の配色のためか、とても落ち着ける雰囲気になっている。天井は板張りの格天井で、3枚羽根の扇風機がすぐ近くまでぶら下がっている。 木製の大きな扉を開けて、洗い場へ。ここもこじんまりとしているのだが、正面には富士山のペンキ絵(富士五湖と思われるが覚書無し。中島師風?)もあって、やはり落ち着いた雰囲気になっている。富士山下には昔のタイル絵(滝と橋と松と池が描かれていて、その池には鯉も泳いでいる風景)もある。島カランは1列で、鏡はなくて古いタイプのシャワーが付いているかと思えば、左側のカランには鏡はあるがシャワーがない。カランの配置は6-5-5-7で、立ちシャワーブース1基あり。カランの湯温はいいが、勢いがやや弱い。浴槽は2浴槽で、浅湯にショルダーマッサージがあり、深湯は座湯になっていて、背中からの2本ジェット2基(タイル等も含めて1回、マイナーな改装がなされているようだ。)あり。湯温がこれが熱くて48℃を指していて、実際47℃ぐらいだと思う。長くは浸かっていられない。 そんなわけで、東上野の松の湯は上野駅から至近距離にあり、地方の銭湯を彷彿とさせるようなレトロで温かみのある銭湯だ。老夫婦が経営(50年ぐらいと言っていた)していて、後継ぎはいないと言っていたので、いつまで続けてもらえるのか心配だ。 |
|
ホームへ戻る| 東京銭湯リストへ戻る|