初音湯

【2003.2.4】  
内部の写真を見る

初音湯
台東区谷中3−10−3
03-3821-0921
15:00-24:30、月曜休、祝は翌日休、フロント。
JR日暮里駅を下車したら環状線の内側方向へ御殿坂を登って谷中商店街の方へ向かう。商店街のアーケードをくぐったら商店街には入らずにすぐに左折して進む。しばらく行くと右側に宗林寺の壁が続き、それが途切れたところを右折(左は岡村天心記念公園)してすぐの右側。日暮里駅から10分。


コメント:。玄関回りは改装されていてモダンだが、上を見上げればレトロな瓦屋根とレトロな木枠の見え隠れする歴史を感じさせる外観だ。右側に共通の踊り場があって(下足錠は新しいシリンダ式の松竹錠)、中に入ると正面にフロントがあり、右の男湯側の方にロビースペースが広がっている。あっさりしたソファーとテレビ、冷蔵庫が並んでいる。暖簾をくぐって脱衣場へ。ここはこじんまりとしているが上には見事な格天井があり、大入りの額などが飾られている。ただし、床や壁は落ちつた色合いの和風モダンに改装されてて、たたみ敷きのベンチなども備え付けられている。壁際にロッカー、裏正面はガラス戸から濡れ縁に出られるようになっていて、外には鯉の泳ぐ池がある。さて、洗い場に入ってまず目に付くのが浴槽が奥の壁際ではなくて洗い場の真ん中にあることだ。周囲3方の壁際にカランが並んでいてその配置は7-5-8。両脇の入り口近くに立ちシャワーブースが一つずつあり。タイルはすべて綺麗なものに張りかえられている。シャワーの湯温がやや低めだが、カランの湯温・湯量は良好だ。さて、洗い場正面にはちゃんとペンキ絵もあって、早川師による富士山が描かれている(平成12年3月13日、富士川、早川と書かれている)。前述の浴槽だが外形は長方形で4つの浴槽が縦に並んでいる。浅湯−深湯−深湯−浅湯の順番で、奥の2つが乳白色の湯(運び入れの硫黄泉)で床バイブラ付き、手前の2つは白湯になってい深湯は6点ジェット付きの座湯になっている。浅湯にも2点ゲットが1つあり。とにかく硫黄泉に入ったり、白湯に入ったり、浅湯に入ったり、深湯に入ったり、実に楽しい浴槽だ。湯温は深湯で44℃の表示だが42〜3℃といったところで、ちょっとぬるめに感じるのにとっても温まる不思議な湯だ。綺麗に飾られた谷中商店街の雰囲気そのままの、レトロでありながら和風に改装してある綺麗な銭湯だ。

ホームへ戻る東京銭湯リストへ戻る