燕湯


【2003.12.13】  
内部の写真を見る

燕湯
台東区上野3−14−5
03-3831-7305
06:00-20:00、月曜休、番台。

*燕湯ホームページを新たに追加しました。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~tsubameyu/index.html

近いのはJRの御徒町駅で、駅の南西エリアの中にある。正確には駅から西へ3本目の路地に面しているが、駅前をまず南下して右折するとよい。営団地下鉄銀座線・都営大江戸線の御徒町駅も近い。中央通りを南下してから左折すればいい。営団地下鉄湯島駅からでも5分ぐらいで、南よりの出口で出たら、出口から一番近い路地をひたすら東に進めば燕湯のそばに出る。


コメント:京都の町屋風とでもいうのだろうか、隣の家と肩を並べるように建てられた木造3階立ての外観だが、正面にはちゃんと千鳥破風の庇がついている。燕湯と書かれた白地のオリジナル暖簾が印象的だ。ここは朝早くからやっていることで有名だが、そのため夜8時には店じまいしてしまう。
入り口形式は東京典型で、左右に下足箱、引き戸から中へ入って番台で料金を払う。天井はしっかり高くて立派な折り返し格天井。さすがに庭はないが(待て待て,手前の引き戸の外がお手洗いになっていたが、ひょっとしたらそこに庭があったかもしれない)、それなりの脱衣場。島ロッカー1列、男女境はよく見かける大きなかがみ壁で、旧式の箱型冷蔵庫(牛乳やクロレラなどが一通り)あり。
洗い場に入って驚いた。正面浴槽にもたれ掛かるような大きな岩山がある。その岩の中腹からお湯が注がれているような構造。さらにその上には立派な富士山(男女にまたがる構図)のペンキ絵。富士山を背にした渓流が描かれているのだが、岩山の上には小さな滝も描かれていて、岩山と一体になるように工夫されているところが心憎い。浴槽は2槽で、小さ目の床バブル槽(必ずしも深くない)と岩をバックにした浅湯(湯温は43℃ぐらいか)。洗い場のタイルは新しいものに張り替えられていてきれい。島カラン1列(カランは8-6-6-6、湯温、量は良好)。そんなわけで小さいながらもビジュアルの充実したレトロ銭湯、おじいさんを中心にしたお客の入りも上々だ。

ホームへ戻る東京銭湯リストへ戻る