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曳舟湯 墨田区京島1−7−10 03-3618-3715 15:30-24:00、7、17、27日休、番台。 京成船曳駅を下車したら、線路の北側に沿って西(浅草方向)へ進む。最初の踏み切り(駅から数えると2つ目の踏み切り)を渡って南下するのだが、この踏み切りにはYの字状に2つの通りがあって、この2つの通りに挟まれたところに曳舟湯がある。入り口は駅から遠い方の通りを少し南下した左側にある。この道を逆に北上すれば東部伊勢崎線の曳舟駅に出る。駅までそれぞれ3、5分ぐらい。 コメント:ここは雑誌にも登場するような、概観の美しいレトロな銭湯だ。遠くからでも中庭の木々がこんもりとしているのが目立ち、あそこが銭湯だなとすぐわかる。近づくと両脇に広がる板塀の中央がミント色に塗られていて、チョコミントのような色彩だ。立派な千鳥破風が2重にそびえ立っていて、それぞれげ小ぶりの魚がついている。下のものは亀か鳳凰のように見えるが、良くわからない。入り口は少し高くなっていて階段を少し登って入るので、いっそう立派な感じを受ける。正面の壁には、紺青と白のタイルを使った格子模様の飾りがあって目を引く。中に入ると定番の番台、格天井に柱時計、手前側には鯉の泳ぐ池なある中庭に縁側があってなかなかくつろげる空間だ。浴室の方はかなり天井の高い東京2段型で、なんと浴室の天井も格天井だ。正面にペンキ絵はないが、落ち着いた肌色に塗られている。男女境には細かいチップタイルによるモザイク画。湖と湖畔の緑といったデザインだ。島カラン1列、すべてシャワー付きで、水温・量ともに良好。そして桶がなんと木桶なのがうれしい。浴槽は浅湯(43℃表示、2穴ジェット2基、床バイブラ)、深湯(46℃の表示、本日は森林湯)の典型であっさりしているが、お湯はとてもいい。立ちシャワーブース1基。男女境の正面上にレトロなランプがあって趣を添えている。そんなわけで街の真中にドンと鎮座するレトロ度満点の銭湯だ。 |
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