大黒湯


【2007.9.25】  
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大黒湯
墨田区八広2−27−21
03-3611-5880
16:00-24:00、不定休
、番台。
アクセス:京成押上線の京成曳舟駅を下車したら明治通りを斜めに南下。比較的大きな通りを越えてから3本目の路地を左折して左斜め前方へ進む。しばらく行った左角にある。駅から7分の記載。


コメント:墨田の@、Aエリアは本当に廃業が多くて、それぞれ4軒、8軒が廃業している。改めて銭湯マップを見てみたら、このエリア@の18件中11件と番台銭湯が多いエリアでもあるのだ。

《大黒湯も9月で終わりということだったで今日訪問してみたら、なんと
今日(25日)が最終日だった(あぶないあぶない、危うく逃すところだった。それで番台のおじさんに料金払おうと思ったら、最終日と言うことでなんと無料。初めて入るのになんだか申し訳ない気持ちで一杯。
→(2007.9.25に一時休業したが、現在は再開)

玄関周りのほか、
どこもかしこもなかなかのレトロ銭湯。戸袋上の男湯、女湯と書いた摺りガラスも見事な感じ。脱衣場は天井高い格天井で、島ロッカー1列あり。右手前には改装されたような休憩エリアが作られていて、脱衣場横が大きく開け放たれていて縁側(外)につながっている。ここでは気兼ねなく一服できて、昔ながらの銭湯の雰囲気を満喫できる。アナログ体重計のメーカー名を失念したが、珍しいメーカーだった。

洗い場へ。タイルなどは比較的新しいものに張り替えられているが、レトロでありながら清潔感が溢れている。そして何と言っても正面の
早川さんのペンキ絵がすばらしい。「大歩危」(平成17年7月12日)と覚書がある瀧の絵だが、このは「大歩危」というにはどこにあるのだろうか(すばらしい滝で、本物も見てみたくなった)。島カランは1列で、カランの配置は4−4−4−6、シャワーの湯量がやや弱いのはご愛嬌か。立ちシャワーブース2基あり。浴槽は深湯と浅湯(ここには8点ジェット座湯があって、残りは強力なバイブラで掻き混ざられていて、強烈な淡淡風呂になっている。右隅の箱状の入れ物の中で上から下にお湯が滝状に流れ出ている。

夕方だったが最終日のためかとにかくめっぽう混んでいる。ひっきりなしに常に10人ぐらいはいたのではないか。常連の一人は「しばらく風呂入らないかもしれない。ここしか入ったことないから」
などと話している。脱衣場でも「また、どこかでお会いしましょ」等と言う会話が女湯側から聞こえてくる。なんとも最終日の銭湯は独特の雰囲気だ。

というわけで、大黒湯は常連の多い昔ながらの街中レトロ銭湯だった。ほんとに残念ですねえ。
→(2007.9.25に一時休業したが、現在は再開)


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