西荻クア
ユトリアム

【2006.3.5】  

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西荻クア、ユトリアム
杉並区西荻南3-4-8
03-3332-1026
営業時間11:00〜翌2:00、年中無休、フロント。
一般 入館料金 :大人 1,890円 、中学生 525円 、小学生315円 、幼児105円
(2006年4月1日より改定予定)
http://www.yutorium.com


アクセス:西荻窪駅より徒歩5分。駅の南側を中央線に沿って東へ。最初の通りを南下してしばらく行った左側にある。

コメント:1992年2月29日までは、
伝説の銭湯、福の湯だったところだ。見あげるほど大きな屋台骨の宮造り銭湯だったようで、歌舞伎座を模してずらっと提灯が並べられていたと言う。想像するだけでもわくわくするような情景だが、今はもう見ることができない。というわけでずっと気になっていたアトリアムであったが、やっと訪れる機会がやってきた。

アトリアムはコンクリートむき出しの今風のモダンな建物だ。1階にレストランもあり、建物の周辺を専用駐車場が囲んでいるので、林間のレストランもしくは公民館といった佇まいだ。入り口前には外用の丸テーブルと椅子が並べられており、軽井沢あたりの避暑地のリゾート施設を彷彿とさせる。

玄関を入ると正面に掲示板があって、右折して自動ドアから中へ入る。さらに正面にシリンダ錠の下足箱があって、靴を入れてから左へ向いてフロントでチェックインする。垢すりやエステが希望の場合は最初に同時に申し込む。引き換えに室内着とタオル類の入ったバックとロッカーの鍵を渡される。後ろへ向き直ってエレベータで上の階へ。2回で降りると左手にタイ式マッサージの入り口があって、正面には男女を表すピンクと群青色の大きな暖簾が掛かっている入り口あり。これをくぐってさらに中へ進む。右手に折れて更衣室。スポーツジム風の上下2段のロッカーが並び、手前右側にはドライア等備え付けの洗面室がある。

早速、裸になって奥の引き戸の向こうへと進む。左に下りる階段があって、階下にはサウナと水風呂があるらしい。まずは正面に進んで、さらに扉を開けて
浴室へ。思ったよりはこじんまりとした正方形のスペース。そのあちらこちらに浴槽がちりばめられていて、おもしろい造りになっている。左手に打たせ湯、左横に垢すり用の別室、中央には境壁手前に樽風呂(8点ジェット)、5点ジェット付きの座湯と並んでいて、手前はバイブラ湯。そのメインの浴槽の左側に奥へ続く飛び石の敷き詰められた通路があって、溢れたお湯が流れる足裏浴道?になっている。そこを進んでいくと左奥に2つの薬湯が並んでいる。今日は手前がローズマリーで奥が、ラベンダーだろうか。湯温はほとんどが42℃強に調節されていて、ちょうどいい感じ。ローズマリーのところだけが42℃弱とややぬるめだろうか?

この浴槽から右へ回り込むと
L字状にカランスペースが広がっている。カランは両側に5-5-3-2。カランは湯温調節付きのホースの付いたモダンなもので、シャンプー類はもちろん備え付け。右奥には立ちシャワーブースが2基あって、その右手には歯ブラシと剃刀も用意されている。最後にビジュアルだが、デザイン化されたモダンな女性像や猫などがあちこちにはめ込まれている感じ。

浴槽を出て、階下へ。左手に結構広い
湿式サウナ室があって、右手には広い水風呂がある。その手前には壁に伝わって流れる滝があって、ライトアップされた装飾として見事なばかりでなく、もちろん滝に打たれることもできる。氷の自動販売機(もちろん無料)はちょっと意味不明。

そのほか3階には例によって
リラクゼーションルーム(男女共通)とマッサージコーナー、軽食喫茶室(ガラスで仕切られた大人用喫煙可・ドリンク可のコーナーがなかなか魅力的)などがある。そして1階奥には室内着で入れて結構メニューの充実したレストランも併設されている。ロビースペースは狭いけれども入浴グッズなども売られていてなかなかの充実振りだ。

というわけで、こじんまりとはしているのだけれども結構アットホームな感じで、施設内容も充実しているポイントの高いニュー銭湯施設だ。4月からはお子様の入場制限の方向へ進むらしく、ますます大人をターゲットにしたリラクゼーション施設に変貌する模様。

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