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こがね湯 杉並区下高井戸4−17−17 03-3302-7695 16:00-24:30 月曜休 祝日は翌日休→廃業(2007年9月?)、フロント。 京王線と井の頭線に挟まれたエリアにあるのだが、住宅街の中にあってなかなか見つけにくい。最寄駅としてはやはり京王線の桜上水駅なのだが、とにかく北上して甲州街道を越え、さらに北上すると玉川上水跡の公園道路に出る。その北側に位置する「高井戸3小」が何と行ってもポイントで、この小学校を左からぐるっと回って北側に出てからさらに少し北へ行ったところの左側にある。駅からだと10分ぐらいか? コメント:裏の畑の方から外観を見ると、二重の立派な瓦屋根のある古典的建物なのだが、正面はモダンなタイル壁に改装されているので、さながらビル銭湯の入り口のように錯覚するほどだ。L字に並んだ下足箱に靴を入れて振り返れば、扉の向こう正面にはすぐにフロント、おやじさんの挨拶は明るく丁寧で気持ちがいい。両脇から迷路状に折れ曲がる入り口から脱衣場へ入る。後ろ壁際にロッカーが並んでいるだけで島ロッカーはなく、何となく体育館状態だ。左手端にソファー一つ。珍しく男女壁際でなくて右手手前の通路裏に大きな壁鏡がある。大きく伸びたゴムの木の植木がたたらに目に付く。 さて、浴室に入るとちょっと不思議な光景。正面には男女にまたがるように丸山師による立派な富士山のペンキ絵(12.9.25、西伊豆と但し書きあり)があるのだが、その右手前にサウナ室かミストルームのような仕切られたスペースがあって、ペンキ絵のふもとを塞いでいる。近寄ってみたらそれはただの室内白湯だった(おそらく日曜にはラベンダーの薬湯になるものと思われる。岩の入った檻からお湯が注がれていて、湯温は初め48℃ぐらいはあって足がしびれるほどだったが、すぐに埋め太郎が埋めまくって43℃ぐらいに早変わりした)。左手正面の通常の浴槽は1槽で、気持ちよく泡がぶくぶくと出ているバイブラ湯だ。こちらも水を出しっぱなしにしている人がいて、42℃ぐらいになってしまっている。自分は外様ながらたまらず歩み寄って水を止めた。このときは4時過ぎで始まったばかりの時間帯だから、みんな一番湯を狙って来ている常連客。やはり、釜番が設定した本来の熱いお湯に入るのは至難の業だ(もう少し遅めの5−6時ごろの方がまだましかもしれない。一番風呂のラッシュのあとに少し空く時間帯があるからだ)。 島カランは何と2列で壁際ともにすべてシャワー付きで、カラン6個ぐらいづつの配置。湯温・湯量は良好。あと、浴室入り口沿いに変なドラム缶様の立ちシャワー缶が置いてある(周囲の4箇所から水が出る構造。ちょっとの間水を出していたのだがなかなかお湯にならず。使っている人もいない!)。結局サウナはなし。 そんなわけで、住宅街の中に忽然と建っている地元の人専用の大型銭湯だ。 |