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梅月湯 杉並区下井草2−33−9 03-3390-3751 15:30-24:30 月曜休(祝日は翌日休)→廃業(2006年5月14日)、番台。 西武新宿線下井草駅下りて旧早稲田通りを南下。突き当りを左折してすぐの交差点にある。駅から3分ぐらい。 コメント:構えは昔ながらの番台銭湯だが、外観が美しい。脱衣場に入ると格天井に壺庭あり。島ロッカーの上には銭湯グッズが並べられている。庭よりにベンチあり。浴室に入るときれいに張りかえられたタイルが目に付く。島カラン2列で、7-6-6-5-5-4の配置ですべてシャワー付き。湯量・湯温良好。立ちシャワーブース2基で、特にその一つが半円形の大型で両脇からも水が噴射してくる。浴槽は深湯(バイブラ)、浅湯は2つに分かれていて座湯に5点ジェット2基(水枕付き)とバイブラ槽あり。湯温46℃の表示だが42℃ぐらいの感じでちょうどいい。さて、浴槽上の壁部分だが、下半分は幾何学ブロック製だが、上半分にペンキ絵がある。平成13.4.9、瀬戸内海と書いてある。男女境は化粧タイルのみ。見た目どおりの半分レトロ、半分新しいミックス銭湯という感じ。お湯はなかなか気持ちよくて人気も上々だ。 |
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梅月湯 コメント:今週一杯で廃業との情報を得て、小雨そぼ降る中、夜の11時ごろに再訪(ここは25時まで営業なので)。こんな時間に風呂屋に行ったことは記憶では初めて。ほとんど誰もいないと思ったらいるわいるわ。結局24時半ぐらいまで粘ったけれども途切れることがない。 黒人(って言い方差別用語じゃないよな)が親子で来ていたのにはびっくり。脱衣場から見たときはてっきり「黒墨で体を洗っているやつがいる!」と思ったのだが(これは冗談ではなく、ほんとにそう思った)、ほんとに黒い肌の人たちだった。その後、インド人が一人で入ってきた。この時間帯は結構外人天国なのだ。でもそのインド人は一度も湯船に入らなかった(ちょっと気になって、観察してしまった。すみません)。廃業間近の張り紙の日本語、読めてないかもしれない。いきなり廃業してたら困るだろうな。とにかく、この辺の銭湯全滅だから。あと、結構この時間帯は若い人が多く、みんなさっさと洗ってさっと出て行く。 で、肝心の梅月湯、外観がきれいに飾られたレトロ銭湯なのだが、なくなってしまうのは本当に惜しい。 sento photo gallery: baigetsiyu 築地塀の内側が休憩ベランダになっていて、外気でゆったりとタバコも吸える。初め番台は比較的若そうなお姉さんだった。初めて見たので、へーこんな若いお姉さんがいたんだって思った。いつもは女将さんだったような。でも出るときはその女将さんになっていて、一人ひとりに丁寧に挨拶されている(ように聞こえた)。 返す返すもこの建物壊れてしまうのはもったいない。また、我が家に近いレトロ銭湯が灯を消してしまった。銭湯めぐりを始めたころ、上石神井の祥の湯の次に訪れて、その外観の見事さに感動した銭湯だったので、思いでもひと潮だったのだが・・・。お世話になりました。 付録:それにしてもこの梅月湯周辺の商店もほとんど壊されて、歯抜け状態だから仕方がないか。銭湯のあとは7月にマンションになる由(駅に近いし、ワンルームが多い様子)。帰りに駅北の森の湯(今年1月に廃業)のあったところに行ってみたら、すっかり更地に整地されていた。花道だけが残されていて、角のラーメン屋が寂しそうだった。 |