【2002.8.22】  
玉の湯

玉の湯
杉並区阿佐谷北1−13−7
03-3338-7860
15:30-25:00 月曜休、フロント。
阿佐ヶ谷駅北口下りて中杉通り渡る。河北総合病院の方へ7分。


コメント:改装前の玄関部分がロビースペースとなっている。左にフロントがあって右横(女湯は左奥)から脱衣場へ入る。ロビーの上が吹き抜けになっていて、正面には格天井が広がっている。かつては庭だったと思われる部分も脱衣場として拡張されていて広々としている。男女境の壁下は化粧台のようになっていて植物で飾られている。洗い場の中も大々的に改装されている。床タイルはもちろん壁のタイルも通常より大きな化粧タイルだ。あちこちにイルカがジャンプしているところ絵がいたタイル絵(額縁様)がはめ込められて入る。しかし、正面だけは古典的な富士山のペンキ絵がでんと控えているのがうれしい。富士五湖からの眺めのようで、湖畔にバンガローのようなものが点在している。特に記載はないが丸山師によるものか。右手前にサウナ(未体験)があるのに伴って浴槽はL字計に4槽配置されている。外側手前が水風呂(15℃のデジタル表示)、次が薬湯(38℃の表示で本日はヘルスケミカル社の宝寿湯)、浅湯の続きの角に電気風呂があって、正面部分の朝湯は弱めの床バイブラ(42℃の表示)、最後に左端が横向きに寝湯(5点ジェット)と深湯(2点ジェット、つまり大型のマッサージジェット)というラインアップだ。カランの位置も変則(4-5-5-2-6)で、島カランは1列だが、浴槽の壁にもカランが並んでいる。湯量は良好、湯温はしばらくだしていればOK。立ちシャワーブースは2基設置されている。これだけサウナやイロモノが充実している上に、ペンキ絵や格子天井などのレトロな要素が残っているから、1粒で2回おいしい満足度の高い銭湯といえる。レトロファンとしてはちょっとかつての正面外観を見て見たい気もする。【2003.1.23】記載更新


[再々訪問記録]



玉の湯


【2004.3.4】  


コメント:仕事帰りに早めに一風呂、というわけで今日は玉の湯に決めた。玉の湯の正面の写真はアングル採りが難しいと思っていたのだが、この角度ってなかなかいいようだ。きれいに写っているでないの。
で、ここは3回目なのだけど、脱衣場の様子は忘れている(フロントはしっかりと覚えているのだが、脱衣場がうる覚えのことってよくあるのはなぜか?)。結構きれいな格天井があったんだよ。「大きな羽根の扇風機」はないのだが、それを引き抜いた跡が残っている。で、柱時計はしっかり掛かっている。秤は「NIHON DORYOKOKI CO., LTD.」、これはどちらかというとマイナー(少ないという意味で)か。
ペンキ絵、前は丸山さんだと思ったが、中島さんかもしれない。なかなか立派な富士山だよね。って、見とれながら写真を撮っていたら「何撮ってんですか」と声をかけられた。「あの、絵です。」とちょっと困って答えると、「珍しいいんですか?」と聞き返すその若いお兄ちゃんの言葉は関西訛り。ちょっとほっとして「きれいでしょう?」とだけ答えて会話は終わった。
なかなか居心地のいい銭湯なんだが、浴槽のハイテク温度設定器の設定が42℃なのが物足りない。あと1℃でいいから設定を上げて欲しい!
風呂から上がるとフロントはおっちゃんに代わっていた。ここのご主人、仙人のように鬢を伸ばしているんだよね。1年前と同じで、記憶がよみがえった。
【2004.3.4】記載更新

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