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平和湯 heiwayu
杉並区阿佐谷北4−17−11
03-3337-3232
15:00-24:30
月曜休(祝日は翌日休)、
フロント


訪問記 【2009.1.2】


平和湯は早稲田通りからちょっと入った住宅街の中のくねくね道に面して建つ一軒家銭湯。くねくね道からさらに花道を通って奥にある。だから建物の一部を隙間から見る感じで、玄関も半分見れるだけ。建物自体は昭和中期的な住宅風。右寄りにL字状に下足箱があって左を向いて自動ドアーから中に入る。本来の正面の位置にフロント。左の奥にソファーテーブルがあって灰皿などもあって以前来たときのまんまだ。杉並浴場サイトでは正月2日は22時までになっていたが行ってみるとなんと21時まで。着いたのが8時を大きく回っていたから30-40分しかないよ。というわけでサウナはパス。判子もらって慌てて中に入る。


建物全体もそうだけど脱衣場もこじんまりとした感じ。天井はちょっとモダンな感じのする化粧天井。ど真ん中にだけ円形の造作の中に鳳凰の絵が飾ってある。これがなかなかすばらしいものだ。男女境は化粧台、体重計はHoktowのレアーなミニ体重計。島ロッカー1列だったかな。


慌てて洗い場へ。島カランは1列でカランの配置は4-5-5-5、立ちシャワーブース2基で、左手に小さめの乾式サウナがあるも水風呂はない。カランは6角銀、椅子はM字緑椅子(大)とコの字椅子(グレーが多いが、レアなオレンジ)。シャワーのコックは5角水色のWaguriのもの。タイルは比較的新しいもの。浴槽は左が浅湯でバイブラと水枕付き7点ジェットの座湯2基でぬるいお湯とかいてある(42℃ぐらい)、で右が宝珠湯の茶色い薬湯だがこれが熱いお湯と書いてあって44℃ぐらいはある?だからだれも入らない。

そして正面、中島さんのものと思われる富士山のペンキ絵、覚え書きはない。大きく全面に裾野を広げる富士山で手前は山中湖か?この構図は丸山さんが多いと思うのだけど、これは多分中島さんだと思う。左手には大きな松の木も描かれているし、富士山の前にはぽんぽん雲も描かれている。

終了直前になっても一人の外人だけが薬湯の淵に座っている。へんだなあ、終了がわからないのかなと思っていたら、やおら薬湯を水で埋めまくって浸かっていた(誰もいなくなってから)。入りたくても熱くては入れなかったのだな。と納得。なお、入ったときは超満員。正月の夜やってる貴重な銭湯だもんね。でも9時になったらさーといなくなった。みんな時間厳守えらい。


というわけで、正月の地元杉並の平和湯は、こじんまりとしたいかにも中央線沿線的こじんまり銭湯だが、ペンキ絵もあってそれなりに楽しめる地元に密着した有り難い銭湯だ。

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