開楽湯

【2002.10.3】  

開楽湯
杉並区阿佐谷南3−38−24
03-3398-2641
16:00-24:00 土曜休→廃業、番台。
阿佐ヶ谷駅南口へ下りて広場をつっきる。突きあたりを右折すれば川端通りに入って行く。繁華街を抜けて行くと1つ通りを越えた向うに釣堀の看板が見えてくる。その左側に沿ったS字状にくねった小道を進んで行くと右側にある。駅より3分。


コメント:線路にも近い繁華街の途切れた住宅街の始まりのエリアにある。左が男湯。彫刻の彫ってある男女境の壁板が目を惹く。天井から大きな扇風機。島カランは2列だが、カランが5つで短い感じ。温泉マーク入りの丸型赤、青のカラン。浴槽は2つでバイブラと3つ穴ジェット。ペンキ絵は新しい柄タイルに置き換わっている。とにかく驚くのは男女の境いっぱいに貼られた章仙作?と思われるみごとなタイル絵、桜の花が咲き誇り、橋に子供達がはしゃぐ。松の木もあちこちに。天井2段の上段が非常に高く、横に広いのが変わっている。3重の縁取りがついている。脱衣室の真ん中にはソファーがどんと置いてあって、ゆったりくつろげる。昔ながらのこじんまりした銭湯だ。番台のおばちゃんが女湯の掃除を始めたので、番台の写真をパチリ。



[再訪問記 2004.03.18]




開楽湯


【2004.3.18】  

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コメント:あっと言う間に1年半ぶりだよ。ここの印象はとにかく唐破風や懸魚もある立派な外観なのに玄関前の路地が細すぎて正面の全体が良く見えないこと。それからそれなりにレトロなものが残っているのだが、残念ながら背景画がない。そのかわりにと言ってはなんだが、浴室の男女境の壁のタイル絵がそれは見事なものだ(ちょっと剥げ剥げになっているのが残念だが、九谷焼のタイルが使われているのは確か)。
で、今回は雨にぬれて冷えた体を温めるために緊急帰港。脱衣場、そうそう男女境の壁鏡の上の透かし彫りも、なかなかユニークで見事。島ロッカーがなくて、真中に大きなソファーがでんとあるんだった。何と言っても、浴室内の男女境のタイル絵は立派(女湯側はどんな絵柄なのだろうか?)。島カランは2列で結構広かった。でも浴槽はシンプルで、それはそれでいいのだが湯温が温めだったのが残念だ。あの超長湯の親父が埋めまくったのか。だいたい長く湯船に浸かる習性のある人は湯加減を温めにしてしまう傾向がある。両極端というか。どちらも好みだから仕方がないが、悪いことにはここの浴槽は中でつながっているタイプ。つまり片方を埋めると両方埋まってしまうのだ。
とまあそんなわけだが、阿佐ヶ谷南口至近距離の貴重な銭湯だから、いつまでも頑張っていてほしい。たまには薬湯なんかやってみたらどうだろう。ペンキ絵復活なんていうのもいいな→廃業


[再々訪問記 2005.03.24]




開楽湯


【2004.3.18】  
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