第二宝湯

【2003.3.6】  

第二宝湯
杉並区本天沼2−7−13
03-3390-8623
15:30-25:00 金曜休、フロント。
荻窪駅を北口で降りたら青梅街道を少し東へ進む。荻窪駅前入り口の信号のある交差点を左折して北上していく。天沼八幡神社のところを左に迂回してさらに北上すれば、四面道から阿佐ヶ谷北六の交差点へ向かうバス通りに出る(杉並5小バス亭)。ここで右折してしばらくいき、次のバス亭(稲荷横丁)の先を左折してすぐの左側。


コメント:バス亭で一つ離れたところの第一宝湯の姉妹店と思われる。こんなに近いところに姉妹店があるのもめずらしい。第一宝湯が本来、伝統的な東京型宮造り銭湯であったの対して、第二宝湯は昭和30年代頃に建てられたような後発銭湯で、上が住居となっているアパート型ビル銭湯だ。しかし、最近改装されたのだろうか、玄関周りはモダンな造り変貌している。玄関先には暖簾はなく、シリンダ形式の下足錠。左に折れてロビースペースが広がっている。ソファー・テーブルにテレビという定番グッズが比較的広い空間に配置されていて大きな窓で囲まれている。ここから暖簾をくぐって脱衣場へ入ってみると中の様子もかなりモダンにまとめられている。ロッカーがチェスの目模様のように交互に扉が付いていて、おもしろいデザインになっている。さて、洗い場に入ると男女境部分にサウナ(未体験)があるのだが、スチームを入れるためだろうか、大きなホースが部屋の上から刺さるように指し込められており、それをうまくモダンオブジェのようにしつらえている。島カラン1列、カランの配置は5-6-6-5で、左右に立ちシャワーブースあり。タイル等はもちろんすべて新品だ。カラン・シャワーの湯温はちょっと温め。浴槽は左から水風呂、電気風呂(この電気が強烈で、わざわざ湯から出している腕にまで響いてくるのだ)、2列の7点座風呂、広めの浅湯の右端に大きな床ミクロバイブラ。湯温は42℃の表示で熱い感じはない。最後に背景画だが、明らかにペンキ絵なのに定番のモチーフではない。緑に囲まれた湖水のようで特定の場所という感じがせず、環境ビデオの1シーンのようだ。そんなわけで何から何までモダンなおもしろい銭湯だ。

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