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熱海湯 新宿区神楽坂3−6 03-3260-1053 15:00-24:30、土曜休、番台。 飯田橋駅で降りたら神楽坂へ。しばらく坂を上がっていくと左右に交差する通りがある。どこで曲がってもいいのだが、とにかく左折してすこし坂を下り1本下の道に出る。そこをまたしばらく北上すると右側にある。銭湯の裏手は新しいい鳥茶屋の別館だ。 コメント:都心部の繁華街にある銭湯はほとんどがビル銭湯に変貌してしまっていることが多いのに、熱海湯は神楽坂のど真ん中にありながら昔ながらの風情を残している珍しい銭湯だ。最も神楽坂という土地柄は看板のない割烹が裏路地にあったりするところで、意外と古風な銭湯の建物がこの町の雰囲気に馴染んでいるようにも見える。番台は古典的な造りで意外と丈が低いので、女湯側が結構見えてしまってかえって気を使う。格天井にアールはないが、いい材質のもののようだ。島ロッカーの手前にソファーが置いてあって地元のおじいさんがフルチンでくつろいでいて、番台のおばちゃんとぺちゃくちゃ喋っている。洗い場境のガラス戸はとても大きくて中の様子が良く見える。中央にシャワーのない昔ながらの低い島カランが一つ。カランの配置は6-6-6-6で立ちシャワーブースひとつ。カランの湯温・湯量は良好だがシャワーはややぬるい。正面にきれいなペンキ絵がある。新しいものかと思ってら平成10.7.25、上州老神、早川画と書いてあって以外と書かれてからだいぶ経っている。山河と波しぶきがはじける河原の風景だ。ペンキ絵下のタイル絵がすばらしい。黒や錦の鯉がちりばめられているがまるで生きているようだ。記載はないが九谷のもののようだ。男女境の壁にもモザイクタイル絵があるが、こちらは良く見かける山河が描かれているものだ。浴槽は浅湯(2穴ジェット2基)と深湯(弱めの床バイブラ)で、湯温は42℃を指しているが43−44℃ぐらいの感じで、たまらず水でうめて入浴する人が目立つ。とてもいいお湯だったので休憩してはなんども入浴した。ウィークデーの6時前後だったが、入れ替わり立ち変わり地元の人が入ってきて、とても活気のある銭湯だ。小さな女の子を風呂に入れているおじいちゃんが印象的だった。女湯側にはおかあさんとおねえちゃんが入っているようだった。そんなわけで、神楽坂に息づく現役ばりばりの銭湯だ。 |
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