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武蔵小山温泉、清水湯
shimizuyu
品川区小山3−9−1
03-3781-0575
12:00-24:00
日は8:00−
月曜休、フロント
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訪問記 【2008.10.26】

散歩の達人最新号に紹介されている、最近全面リニューアルオープンした武蔵小山の天然温泉清水湯を訪問。


新しい清水湯の外観は完全和風、でありながらかなり背高のっぽの建物で見上げるような大きな建物だ。1階部分をすべて温浴施設に提供しているために、おそらく最上階に経営者の住まいを設けているのではないだろうか。左側に立派な瓦屋根の通用門があって、花道を歩いて左端の玄関スペースに入る。花道がある理由は左右が車の駐車場になっているため。左右には木々も植えられていて、まるで和風旅館の入り口のようだ。

玄関を入ると左手の下足箱に靴を入れて右に折れてロビースペースに入る。正面左手に横に長ーいフロントがあって、銭湯グッズやら生ビールの注入機やらが置かれている。ロビーには劇場風に長椅子が何列か並べられてて、正面上のテレビを観賞できる構造。道路側は横長に和風庭園が造られていて、こちら向きに腰掛けてくつろぐこともできる。中は外気でいい風が入ってくる。というのもロビーの部分はやや高台になっていて、庭の向こうの道路は見えないようになっているのでこれだけの開放感が生まれているのだ。2階部分があってココには女性専用の岩盤浴畳床のくつろぎスペースがある。


1階の奥、左右に暖簾があってココをくぐって脱衣場へ。真新しいロッカーに囲まれた明るくてモダンな脱衣場。室内にあるトイレには厠の文字が。左手に化粧台があってドライヤーは無料の太っ腹。

洗い場へ。まず正面に掛け湯あり。左手は立ちシャワーブース、右手には大きめの乾式サウナあり。島カランは1列でカランはゆったり配置の5-5-8、カラン周りはゴージャスな石造りで、カランは和栗の最新型、固定シャワーもプッシュボタン式で、流失を変えられる最新型。湯温は当然ばっちり。浴槽はサウナに続いて右手横に大きな黒湯の水風呂、そしてメインの黒湯の浅湯。手前に3つ、2点ジェット縦横並びのエステ風呂。奥には電気風呂がある。浴槽も石造りで奥の角からお湯が注がれる排出口あり。

さらに最奥の2重ドアから外に出ると階段状の露天エリア。階段下左手に黒湯の露天風呂、階段上の右奥に売り物の茶褐色の新たに掘り当てた2つ目の黄金色温泉。黒湯はネットリ感が強く、黄金湯は塩分が強い感じだ。横手にはリクライニングベッドや椅子が並べられていて、あちこちでくつろげる。そこかしこに竹の木などが植え込まれていて綺麗な和風空間に仕立てられている。なお、内湯の天井は大きな丸太が梁としておかれた山小屋風だが、良く見ると東京銭湯に特徴的な2段構造をしている。


というわけで、リニューアルされた武蔵小山温泉清水湯はとにかく「みごと」という感じで、黒湯、褐色湯のダブル温泉の贅沢で豪華な未来型スーパーエース銭湯だ。今日は日曜という事もあって、特に女湯は超満員でカランはすべて埋まり、浅湯には10人、最奥の褐色湯にも5人ぐらいがひしめき合って順番待ちしていたそうで(なぜか男湯はその半分ぐらいか)、人気も上々以上の盛況ぶりのようだ。

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