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武蔵小山温泉清水湯 品川区小山3−9−1 03-3781-0575 15:00-24:00、日曜は7:00-11:00も営業、月曜休、番台。 アクセス:東急目黒線の武蔵小山駅で下車したら南側に降りて、線路を左手に見ながら北上。突き当りを右折して商店街を進み、信号をさらに右折してすぐの右側。駅から5分の記載。 コメント:銭湯マップでは色物も多く、「武蔵小山温泉」と銘打ってあるので、ニュー銭湯ばりのモダン銭湯を想像していたら、実にレトロな破風屋根のある一軒家銭湯だった。ただし、大屋根は瓦葺ではなくて、昭和レトロ風な佇まいだ。商店街のはずれに位置するが、玄関横にはコインランドリーと時間貸しの駐車場3台分?(ただし、入浴客は1時間無料)がある。銭湯の正面は阪神タイガースファンの飲み屋(チチ)で、玄関前には阪神の応援グッズが陳列されている。また、駅との間には「高田道場」があり、プライド?のファイター達も温泉ファンと見えて、銭湯内に色紙などが飾られていた。 玄関周りは典型的な構造の入り口で、左右の踊り場から上がる形式。オリジナルの「温泉」と書いてある暖簾が誇らしげだ。下足錠はシリンダー錠。玄関内正面に招き猫の額が飾られている。天井は格天井で、入り口の引き戸は昔ながらのレトロな木製のものだ。 中に入ってみると番台に誰もいない。とりあえず、中に入って着替えることに。次の客が戸惑いながら女湯側に声を掛けたら女将さんが出てきたので、便乗して料金を払う。脱衣場の天井も格天井で、外トイレに続く引き戸もレトロなものだ。ただし、坪庭の類はないようだ。ロッカーは奥の壁際にずらっと1列に並んでいて、島ロッカーはない。その代わり脱衣場の真ん中には長いすとテーブルが置かれている。テレビは男女境の鏡壁の上にあり、体重計はアナログのHoutou?の体重計。 浴室へ。島カランは2列で、タイルなどは比較的新しいものに張替えられている。入り口から入ってすぐの右側に立ちシャワーブース2基が並んでいて、カランの配置は4-5-5-5-5-7。湯量・湯温良好。そして、いよいよ浴槽だが、左手が楕円形のバイブラ湯で、右側が長方形の浅湯で、後ろに2点ジェットが2ヶ所から吹き出ている(思ったより色物がなかったのね)。で、肝心の温泉はというと典型的な黒湯で、お湯の感じはすばらしい。円形風呂は熱すぎてほとんど長く入る人がなく、そんなわけで浅湯のほうは人で一杯だ(お猿さんの温泉のよう)。こちらも湯温は決して低いわけではなく、43℃前後ではなかろうか。 最後にビジュアルは、浴槽上の正面壁がヨーロッパ風の湖水を描いたチップタイル絵となっている。ちなみに女湯のほうは、ガラッと違って熱帯魚の泳ぐ海の中を表したチップタイル絵。 というわけで、武蔵小山温泉清水湯は、何といっても黒湯温泉がすばらしい、地域住民に愛されている感じの地元密着型の東京レトロ銭湯だ。そうそう、風呂から上がったら番台が女将さんからかわいい乙女に代わっていた。3代目?だろうか。「番台のひと」としてはなかなか珍しいかも。 |
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