訪問記 【2008.12.30】
今日は花の湯。平入りの瓦屋根の一軒家銭湯で、結構上背が大きくてというか、高さがあって立派な銭湯。ただし、通り沿いはすべて改装建築で、傍に寄るとビル銭湯のよう。入り口は左の角で、入り口上も電飾看板、それでいて暖簾もちゃんと掲げられている。下足箱はL字状(下足錠が松竹で、壁と独立型の2つの傘入れがあって、どちらも松竹錠。右を向いて自動ドアーから中に入ると本来の正面にフロントがあって、フロント前は結構大きなソファーベッドがあってくつろげる様子。なかなかモダンで綺麗なロビースペースだ。で、遠赤外線サウナと書いてあったから、サウナと両方、と頼むとなんとサウナは銭湯料金でいいとのこと(つまり無料)。あとで思ったのだが、中にはちゃんとバスタオルをかけるところも造られた本格的なサウナなので、途中から無料にしたらしい。
中の暖簾を潜って脱衣場へ。下の方は綺麗に改装されているのだが、格天井の見事なこと。中はアイボリーで、蛙又のような飾り木もついていて、とにかく豪華な天井だ。番台の位置がフロントになっているのだが、それでも結構広くて明るい脱衣場。島ロッカーがないせいもある。手前側に大きなテレビがあってエジプトの謎かなんかをやっている。テレビの手前には横長クッション付の長椅子(ベンチ)あり。男女境は化粧台になっていて、体重計もクボタのデジタル体重計。坪庭などはない(ロビースペース増設のため)。なお、女湯側の外にはコインランドリー室あり。
早速、洗い場へ。結構広くてゆったりとしたスペース。入った瞬間、伸び伸びした感じでいい。サウナと岩風呂(天井はガラス窓)を外側に増設したためだと思われる。島カランも1列で、ゆったり配置の5-6-6-8、カランはWaguriの5角(ピンクとブルー)、桶はケロリン黄桶、椅子は普及版。タイルなどは新しいマーブル調で、なにもかも綺麗。配色も落ち着いた感じで違和感なし。正面壁にはチップタイルで海底が描かれていて、上から下まで魚群や熱帯魚でいっぱい。結構これ好きだよな。ちょっと海底にいるような気のもなる。浴槽は右の深湯が8点ジェットの水枕付の座湯2基、左は広い浅湯だが真ん中がバイブラ(奥には檻あり)、右手に電気湯あり。そして前述の増設岩風呂、ここにはショルダー湯あり。多分ここは最初は水風呂だったんのだろう。サウナを無料にしてここの水風呂を低温外気風呂に変更した感じ。浅湯が2つで贅沢な感じ。浴室入ってすぐの右手に立ちシャワーブース1基あるほかにサウナを出たところにも立ちシャワーブース2基あり。という事で、やや温度が低めなのだが、広くて十分有料でOKのいいサウナだ。
というわけで、大井の花の湯は大きな屋台骨の立派な瓦屋根のレトロ銭湯で、それでいてロビーから先は綺麗に使いやすく改装された、温浴施設充実の優良元気銭湯だ。立派な格天井と無料のサウナがあるのがうれしい。女将さんも元気で現役ばりばり感あり。
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