玉川湯

【2002.12.20】  
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玉川湯
渋谷区本町4−36−2
03-3377-7241
16:00-24:00、月曜休、番台。

JR。駅から5−6分。


コメント:東京銭湯マップに「玄関を入るときれいな花が出迎えてくれる店」と書いてある通り、玄関の中央にきれいな花が飾られている。外観はなかなかの瓦葺破風の銭湯である。中に入ると丈の低いフロント風の番台に若いおかみさんが座っている(あのフラワーアレンジはこのおかみさんの作か?)。脱衣場はこじんまりしているが格天井もあって狭いところに一通りのものがそろっている感じだ。壺庭もきっちりとある。島ロッカーはいちおう2つあって、とにかく空いているスペースが少ない。洗い場に入ると小さいながらも正面にきれいなペンキ絵がある。描かれているのは松のある海辺の景色だが、説明書きはない(女湯側には雪をかぶった富士山あり)。男女境の壁には王城と湖水と山々を描いたモザイクタイル絵もある。島カランは1列で、ここのカランにはシャワーは付いていない。全体にタイルなども張替えられておらず、昔のままだ。カラン数は6-5-5-6で、湯量普通なるも湯温は熱湯のようだ。立ちシャワーブースはない。浴槽は浅湯に大きな床バイブラと単穴のジェットが3つ、深湯はあっさりとしていて何も付いていない。湯温は44℃を指しているが、入る人入る人みんな梅太郎でたちまちぬるくなってしまった。全体に古いながらもきれいに手入れされている印象の理想的な銭湯だ(改装するだけがきれいにする方法ではなく、素材が古くてもきちんと手入れすればきれいだということを示してくれているような銭湯だ。

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